女性がオープンにAVを楽しむ日は遠い?シルクラボはその第一歩

女性にAVを売ることの難しさ

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©martinak15

 AV好きが高じて、10年程前からAVライターという仕事をしています。
今でこそ女性AVライターの数も増えましたが、私がAVの世界に触れ始めた十数年前は毎月趣味で何本もAVを見る女というのはあまりおらず、そのせいかAV業界の人に会うとときどきこんなことを聞かれました。

「女性にAVを売るにはどうすればいいと思う?」

 レンタル中心だったAVがセルに移行し、いろんなメーカーがどんどん出てきていた頃。もしこれまでノーマークだった女性層がAVを買ってくれるようになれば、売上が一気に上がるという考えがあったんでしょう。
でも、私はうまく答えることができませんでした。
なぜなら「女というのはエロにお金を払わないものだ」と思っていたからです。

 エロチャンネルのPPVで借金まで作った自分のことを棚に上げて言いますが、女性のお金の使い方は独特です。
激安スーパーでお金を浮かせてブランド物のバッグを買ったりする。生活していくのに必要な道具にはお金をケチるのに、夢を見させてくれたりモチベーションを上げてくれたりするものには惜しまない。
なので、初めてシルクラボのAVを観たときは、驚いたんですよね。
トレンディドラマのような胸キュンな設定に、さわやかなイケメン。そこにあるのは「オナニーのオカズ」ではなく「ノーリスクで得られるときめき」
「ああ、女性にAVを売るにはこうやればよかったのか!」と、目からウロコが落ちた気がしました。

 正直、オナニーをしたいなら他にたくさんエロいAVがあります。でも、シルクラボの作品のようにクオリティの高いときめきをくれるものは、なかなかない。
恥ずかしながら、私自身も年をとるごとにその良さに引き込まれてきています。

「今はネットでいくらでも無料のエロ動画観られるから、女性はなかなかお金を出してくれないんです。でも、ときめきっていう付加価値があれば話は別。」

 これまでとはまったく違ったアプローチで、女性の欲望の扉を叩いたシルクラボ。
それがどんなに画期的なことなのかわかるのは、私が男性向けAVの世界にどっぷり浸かっているからなのかもしれません。