プロジェクト・セックス

「愛がある中出し」って幻想こそが「コンドームつけない問題」の最大の敵

相模ゴム工業さんにインタビューをして、遠藤さんにはひとりの女子として思うことが。それは「セックスをしているのにコンドームをつけない人」について。必ずしも男性だけに非があるわけでもないようです。中出しは愛の確認ではないこと、愛し合っているからこそコンドームが必要だってことを確認しておきませんか?

 実は、コンドームって私にとってあまり身近なものじゃありませんでした。
そもそも根っからのオナニストで、セックスのパートナーはここ数年夫のみ。しかも最近はずっとセックスレス(仲良しですけどね)!
たまに女性向けのエロイベントでコンドームのサンプルなんか貰っても、使う機会はほっとんどナシ……とほほ。
まあ、そんなわけでコンドームに関しては一般女子以下の知識しかなかったんですが、そのぶん今回の取材は初めて聞くことばかりで新鮮でありました。
(セックスした後どうもアソコがひりひりするなと思ったら、ゴムアレルギーなんてものがあったなんて!)

 さて、相模ゴム工業さんの『プロジェクト・セックス』については本編のほうを読んでいただくとして、今回は考察代わりに、私が一女子として「コンドームについて思うこと」を書いてみようと思います。
 

男と女の責任は半分ずつ

プロジェクトセックス 遠藤遊佐 コンドーム 相模ゴム工業
©Dan Zen

「少子高齢化や男性の草食化でセックスをする人が減っている」と山下さんは問題提起していました。
でも、正直一女子の立場からすると、「セックスしない人」より「セックスをしているのにコンドームをつけない人」のほうが重大問題。
AM読者の中には、不倫やゆきずりの恋など絶対にコンドームが必要な恋愛をしている人もいるでしょうから、しっかり考えないといけないところです。

「彼氏がコンドームをつけたがらない」とボヤく声をたまに聞きますが、私は“コンドーム問題”においては、男と女の責任は半分ずつだと思っています。

 山下さんもインタビューの中でこう言ってました。

――「どうしても付けたくない」という人はごく少数で、ほとんどは「セックスの流れを止められなかった」とか「つけてほしいと言われなかった」とかいう理由なんですよ。

 危険を冒してでもナマでしたいという男性は、それほどいない。
いわば、望まない妊娠や性病感染は「なんとなくつけたくない男」と「なんとなく『つけて』と言えない女」の共同作業なわけですよね。
でも、そんな「なんとなく」で人生が変わってしまったら……こりゃもう泣くに泣けません。
ただ「つけて」と言うのが心苦しいなら、ネットで薄いコンドームを吟味して、鞄に忍ばせておくのもいいでしょう。

 以前、宣伝会議の広告大賞を受賞したコンドームのコピーに、こんなものがありました。

「愛し合っているなら0.03ミリ離れなさい」

巧いこと言うなあと関心したものですが、結局はそういうこと。
たった0.03m離れることさえできないような関係は、それだけのものと思ったほうがいいのかもしれません。