幻冬舎×AMコラボ企画第1弾!
日本のセックスレスを断ち切るための方法を提言する『ずっとずっと愛し合いたい セックスしつづける男と女のルール』からとっておきの内容を全5回にわけてご紹介します。
今回は旦那さんとずっとラブラブでいるために必要なことをご紹介します。
ファンタジーがありますか?
知り合いに50歳を過ぎてもキレイで、女性から見てもとても素敵な女性がいます。その方の場合、もともと美人だしオシャレなのですが、ポイントは旦那さんとずっとラブラブだということ。それだけは表面的に装えないものだし、一緒にいるところを見ればふたりの間に漂う雰囲気は伝わってきます。他人から見ると、彼らは夫婦でありながら、「男と女」なんです。
彼女の言葉の端々(はしばし)には旦那さんへの思いが感じられるし、旦那さんの態度からも彼女を女性として見ていることがよくわかります。職業柄、多くの夫婦を見ますが、男女の関係をキープしているレアなカップルだと思っていたのです。当然ながら、セックスの関係も、もちろんアリ。
そこである日、彼女に教えを請いました。返ってきたのは、意外にも次の一点のみ。
旦那さんの前で自分の裸を見せない。
彼女は絶対に彼の前で着替えないし、一緒にお風呂にも入らないと話してくれました。
たとえば付き合いたての頃、男性は女性の洋服をちょっと脱がせただけで、「オオーッ」となりますが、その心理は、女性にだって理解できるはず。なぜなら、知らないものは見てみたいと思うし、サプライズがありますから。
セックスの関係があって、「男と女」でいつづけるためには、こうした、お互いへのちょっとしたファンタジーが必要不可欠であることを教えていただきました。
一緒にお風呂に入る仲良しカップルもいると思います。それ自体を否定するつもりはまったくありません。カップルそれぞれの楽しみ方があっていいと思うからです。
大切なのは、生活にファンタジーを残せるかどうかではないでしょうか。
未知の賞味期限を少しでも長くするために、努力をしている女性はたくさんいます。すっぴんに見せかけて、彼の前では薄化粧を常にするとか、ジャージを部屋着にしないなど。
適度な緊張感、そしてキーワードはファンタジー。
「男と女」でいつづけるために、自分ならどんなファンタジーをつくれるか、生活を振り返ってみてはいかがでしょうか。
宋美玄『ずっとずっと愛し合いたい セックスしつづける男と女のルール』
5人に2人がセックスレスの時代、どうしたら男女がマンネリに陥らず関係を深めることができるのか。朝セックスをする、ローションを活用するなど具体的な方法から、相手のEDが疑われる場合や妊娠出産時に気をつけたいことなど、いま注目の産婦人科医が、「我慢しない、無理しない、あきらめない」方法を紹介する。永久保存版のアドバイス集。
著者プロフィール
1976年兵庫県生まれ。医学博士。2001年大阪大学医学部医学科卒。同年医師免許取得。大阪大学産婦人科入局。07年川崎医科大学講師就任。09年ロンドン大学病院の胎児超音波部門に留学。10年より都内の病院で現役産婦人科医として従事すると同時に、セックスや女性の性、妊娠などについて女性の立場から積極的な啓蒙活動を行っている。著書に『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(ブックマン社)、『産科女医からの大切なお願い』(無双舎)など。