セックスすれば桶屋が儲かる?善行を積んで景気回復へ

チラシをポイ捨てする悪いやつ

菊池美佳子 セックス オトコを甘やかすな dollen

 今週は、「一日一善」というお題で書きたいと思います。よろしくお付き合いくださいませ。
 
「一日一善」について書こうと思ったきっかけは、マンションの集合ポストです。
戸建てではなく、集合住宅に暮らしていると、つくづく色んな人がいるなぁと実感します。
郵便受けに、ケータリングのチラシやら、月極駐車場のチラシやら、デリヘルのチラシやら、日々あれやこれやと投函されますよね。
自分にとって不要なチラシだとしたら、部屋に持ち帰ってゴミ箱にポイするのが、普通の感覚だと思うのですが……。
 
 筆者が暮らすマンションには、その普通の感覚を持ち合わせていない住人が居住しているようでして!
不要チラシを、ロビーの床に棄てていく輩がいるようです。
一回や二回なら、「うっかり落としたことに気付かなかったのかも」と捉えますが、二日に一回くらいのペースで落ちているうえ、クシャクシャに丸めた状態で棄てられていることもあるので、こりゃ明らかに確信犯! 
ほっといても、翌朝にはお掃除のオッチャンが片付けてくれるのでしょうけど、「一日一善」と思って、拾うことにしています。

不本意なセックスも「善行」

 ゴミ拾い以外にも、「一日一善」は色々なやり方で実践できます。
たとえばセックス! 相手男性から無茶振りをされたとしても、「一日一善」と思えば、清らかな心で受け入れられるような気がしている昨今です。
例を挙げましょう。「今から行っていい?」「今から来いよ」など、深夜の急な誘いに対して。ゴミを拾ったところで、自分にとっては何らメリットが無いのと一緒で、急な誘いに応じたところで、そこにメリットはありません。
むしろ、ゴミを拾ったことで、我が家のゴミ量が(ほんの少しではありますが)増えるという、ある意味デメリットが生じるのと一緒で、「都合のいいオンナ扱いされている」という負の感情が湧くというデメリットを伴います。
 
 それでも急な誘いに応じる姿勢こそが、「一日一善」なのではないかと! 
急な誘いに応じることで、相手男性は「セックスができるぜ、超ラッキー」と、良い気分になれます。
他者を「良い気分」にさせているのですから、こりゃ間違いなく善行です。
他者といっても、「自分を『都合のいいオンナ扱い』するクソみたいな他者」かもしれませんが、そこはこう解釈しましょう。「罪を憎んで人を憎まず」と。
自分を都合のいいオンナ扱いするという「罪」にだけ憎しみを向け、相手男性は憎まない姿勢です。