女子は「何度でも」確認したい

 1セックスで何度もイクことができる我々婦女子は、「何度でも」という価値観が「基本設定」に組み込まれているように感じます。
先日、女友達から、「彼氏と会うたびに、『私のこと好き?』と聞き続けていたら、ついにキレられた」というLINEが送られてきました。
「会うたびに同じことを聞かれたら、そりゃ彼氏もキレるでしょ」と返したら、女友達からは、「だって女の子だもん、何度も確認したいじゃん」と。
な、なるほど!

「だって女の子だもん、何度も確認したいじゃん」って、女性特有の本能のようなものなのでしょう。
女の子は、何度も確認したい生き物なんです。
対して男性は、「一発勝負」の生き物。
正式交際するにあたって、「好きだ、付き合おうぜ」と一度言えば、何度も「好きだ」と言う必要はないと思っています。

 なぜなら、「好きだ、付き合おうぜ」に対して、「私も好き、付き合いましょう」という返事をすでに受け取っているから。
これが成功体験として認識されているから、交際スタート後は、何度も「好き」という必要はないと考えているのでしょう。

 何度でも聞きたい「好き」という言葉が一切なくなった状況に対して、女性側は不安になります。
不安だからこそ、何度も確認してしまうのです。
その結果、彼氏がキレるという、悲劇が起きてしまうのでしょう。

 安心してください。彼氏が「好き」と言わなくなったのは、愛情がなくなったわけではありません。
告白承諾・交際スタートという成功体験に、確固たる自信を持っているだけなのです。
自信満々な彼氏に対しては、こっちも自信満々でいましょうよ。
「男に二言はない」という言葉があります。
一度口にした「好き」を撤回するようなことはないはずです。
女性側が、クンニ中に放屁したりなど、よほどのヘマをやらかさない限りは……。

Text/菊池美佳子