なぜ男は「1回セックスした=未来永劫セックスできる」と思うのか?

 今週は、「オトコとは『一発勝負』な生き物である」という話を書きたいと思います。
よろしくお付き合いくださいませ。

男は「1セックス1オーガズム」

菊池美佳子 セックス ヤリチン セフレ ValentinaM-

「一発勝負」の話を書こうと思ったきっかけは、数日前に届いた一通のLINEでした。
送り主は、一年くらい前まで、定期的な肉体関係にあった男性です。
ここ最近は、筆者自身がセックスに対して、「セックスの限りを尽くしたので、しばらく無駄打ちはしない」「ここからは量ではなく、質を重視したい」という考え方に変わったので、彼とは一年以上会っていませんでした。
会っていないどころか、ときどき送られてくるLINEも、既読スルーどころか未読スルーしていました。

 未読スルーを何度か続けると、さすがに彼も察したのか、LINEを送ってこなくなりました。
そんなこんなで、半年くらいは一切のコミュニケーションを断っていたにも関わらず、数日前にしれっと「いまから飲もうぜ」というLINEを送ってきました。

 およそ半年ぶりに届いた、「いまから飲もうぜLINE」を読んで、筆者は再認識したのです。
オトコとは、過去に一回でもセックスできたオンナに対しては、未来永劫セックスできると思っているのだなぁと。
セックスの「永久パスポート」でも手に入れたつもりでいるのでしょう。

 男性がなぜ、過去に一回でもセックスできたオンナに対して、未来永劫セックスできると勘違いしてしまうのか、その理由を考えました。

 そして、筆者なりに出した結論は、「1セックス1オーガズム」という、男性特有の身体的特徴によるものではないかと。

 我々婦女子は、1セックスにおいて、何度でもイクことができる身体構造です。
対して男性は、いま流行りのドライオーガズム(射精を伴わないオーガズム)を除けば、1セックス1オーガズムが基本となっています。
要するに、「一発勝負」です。

 一発勝負が、「基本設定」として組み込まれているからこそ、一発勝負に勝利した際の成功体験は、超・鮮明にインプットされるのでしょう。
その成功体験データがあるからこそ、何ヶ月もコミュニケーションをとっていないような間柄の女性に対しても、しれっと連絡ができちゃうのです。