その信頼関係を築くには時間がかかる。
どう頑張ったところでお互いが考えていることはわからないから、そのプロセスに終わりはない。
恋愛関係はゆっくりと信頼関係を築いていく過程だと考えてもいい。
思いやりの言葉を交わしたり、約束を守ったり、相手をリスペクトし支えることで、信頼関係は育まれていく。
ところが、どんなに丁寧に築いた信頼関係も些細なことで儚く崩れ去る。築くのは大変なのに、壊すのは簡単だ。
そして、一度壊れた信頼関係を修復するのはもっと時間と労力を要する。
「結局どっちなの? 信じた方がいいの? 信じない方がいいの?」
この話になると、矛盾した意見に必ず混乱する人が出てくる。自分も原稿を書きながら髪の毛をかきむしっている。
白黒しないこの世界と同じように、この問題にも曖昧な回答しかない。
どんなに愛しい恋人だろうと、嘘をつく可能性のある生き物として信じて、一緒に信頼関係を築いていけばいい。
リスクを理解した上で前に進めば、転んだときのショックは多少は和らぐだろう。
もちろん、転べば痛いことに変わりはない。そこはどうしようもないのかもしれない。。
Text/キャシー
次回は <恋愛関係は、量より質>です。
次回は引き続き「恋愛における信頼関係」について。多忙な生活を送っている現代人だからこそ考えたい「パートナー」との関係について。
- 1
- 2