恋愛のために自分を変える必要があるのか

LGBTのためのコミュニティサイト「2CHOPO」の記事をご紹介!トロントに暮らすゲイのキャシーさんのセックスや恋愛に関するコラムです!今回は「恋愛で自分を変えるか」について。好きな人に出会った時、あなたは自分というものを変えてまでその人と時間を共有しますか?

LGBTのためのコミュニティサイト「2CHOPO」の記事をAMでご紹介させて頂けることになりました!
今回は、キャシーさんの「セックス・アンド・ザ・キャシー」の記事です。

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「どうすれば良い恋愛ができるんだろう?」

 パーティの席でほろ酔いになった頃、近くに座っていた二人が面白そうな話題で盛り上がっていた。
カクテルに入ったブラックベリーをストローで弄ぶ若い男の子は、ため息を交えながら失恋したばかりだと話していた。
それを隣で聞いていた年上の男性は真剣な表情でポテトチップスを口に詰めていた。
片手にビール、もう片手にサングリアを持っていた自分は空気を読まずに彼らの会話を聞いていた。
だって、赤裸々な恋愛話は酒のつまみにちょうどいいじゃない。

 その若い男の子は10代の頃から付き合っていた彼氏と別れたばかりだった。
同棲して、結婚の話まで出ていたのに、冷めてしまった恋は再び燃え上ることはなかった。
彼曰く、破局の直接的な原因は意見の相違らしい。
例えば、彼は皿洗いをつい後回しにしていたが、綺麗好きの元彼にそれをいつも注意されていた。
小さなことから大事なことまで同意できない。
そうやって対立する度にとてもストレスが溜まったそうだ。
さっそく次の恋愛を探し始めたものの、今度は自分を変える必要がない人としか付き合わないとその男の子は宣言した。

 ポテトチップスを食べる手を止めた年上の人は経験豊富そうな口調で語り出した。
長年付き合っているパートナーと出会った当初、意見の違いで対立することはほとんどなかったという。
相手に好かれたいがためにどっちも猫を被っていたのかもしれない。
しかし、お互いのことをもっと理解するにつれて、相違点もどんどん表面化した。
気の合うカップルだと思っていたのに、実は真逆な二人だと判明した。
だからといってそれが原因で破局を考えたことはないらしい。
どんな違いだって受け入れるべきだというのが彼の恋愛論である。