もう二度とセックスしたくない人に礼儀正しくさようなら

LGBTのためのコミュニティサイト「2CHOPO」の記事をAMでご紹介させて頂けることになりました!
今回は、キャシーさんの「セックス・アンド・ザ・キャシー」の記事です。

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キャシー

 セックスがイマイチだったから、これっきりバイバイしてもいいよねと思ってたら、向こうはウルウルした目で横須賀ストーリーを歌っていた。

「もうこれっきりですか?」

 これにどう対処すればいいのかいつも悩んでしまう。

 セックスにあんまりケミストリーがなくて盛り上がらなかったとき、相手も同じ感想を抱いていることが多い。
「行けたら行く」的なモチベーションで「またやれたらやろうね」と笑顔で別れて、そのままお互いの世界から自然消滅するのが定番だったりする。
たまに同じバスに乗り合せて少し気まずい日もあるかもしれないが、見なかったフリをすればすべて解決だ。
いろんな意味で、これはこれでハッピーエンディング。
しかし、丸く収まらないときだってある。

 セックスが終わって、ベッドで横になりながら後ろから抱かれている。
よくあるパターンだ。ただ、正直なところ、そろそろ家に帰りたい。
ソファーの上でお菓子でも食べながらテレビ観てゴロゴロしたい。
相手を起こさないように腕から抜け出して、床に落ちた下着を見つけてさっさと履いた。
向こうはベッドに寝転がったまま、こっちを見ている。
さっきまで寝ていたからか、不機嫌そうだ。
嫌な予感がする。
彼とのセックスは悪くはなかったが、一度味わえばで十分だった。
今は昨日観たドラマの続きの方が気になる。
笑顔でいつものセリフを言おうと思ったら、うっかり先手を取られた。