早くも忘れかけていますが、私は先日まで女子大に通っていました。
そこでは性的なことは、話してはいけない、あるいは誰もそんなことには関心がないといったような風に扱われていて、保健体育を習う以前の小学校に逆戻りしたようでした。
しかし、そうするとより一層、栗色の髪を急ごしらえで黒く染めた就活生や、ブランド物のバッグを持ってはしゃいでいる女の子が、学校外ではどんなことをしているのか気になってしまうのです。
特に親しいわけではない同級生のプライベートを想像するときの、くすぐったさと居心地の悪さを思い出しながら、今回は二作品を紹介します。
スーツに包まれた野獣の欲望、しっかり系好きもの女子!
大学生活で最も衝撃だったのは、おそらく就活でした。嬉々としてファッション雑誌をめくっていた子たちが、一斉に黒髪になり、スーツで通学するようになるのです。
ようやく大学生活にも慣れてきた頃に、身なりだけでなくSNSでの発言や、プライベートの時間の使い方まで制限するため、講義室のそこかしこから禁欲的な雰囲気が漂ってきたのを覚えています。
そんな当時を思い出す……には、少し極端かもしれませんが、「電撃転職!FIRST IDEAPOCKET 浅野えみ」は、スーツに包まれた欲望をむき出しにする作品でした。
某AVメーカーの女性社員でありながら、女優として作品にも出演していた浅野えみさんが、二足のわらじをやめて、AV女優としての道を踏み出した最初の作品です。
凛々しいスーツ姿と、仕事ができそうなしっかりした口調から「毎日オナニーしていて、電マも五本持っている」という言葉が溢れ出ます。
社員時代の出演作も「セックス大好き」や、「恥さらし」など、大胆なタイトルが目を惹き、今作でもいきなりの野外プレイから、オイルマッサージのねっとりセックス、最後は暗い部屋で男性2人との3Pで締めくくられます。
社員の頃にスーツ姿で携わっていた男優から「エッチな体だから会社クビになったの?」とからかわれ、照れた表情を見せるも、セックスになると一変。
玩具で責められている間も、物欲しそうに自分の指を舐ったり、豪快に潮吹きしたり、本番シーンでは野獣のように大絶叫します。
プレイとプレイの間にはスーツ姿の爽やかなイメージカットが挟まれていて、本番中の彼女とのギャップに眩暈がしました。
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