16年間、AV女優として第一線で活躍してきた吉沢明歩さん。インタビュー後編ではAV女優のプライベートについて伺いました。
AV女優時代はサービストークしてました
――AV女優時代のプライベートな恋愛事情はどうだったのでしょうか。
それなりにです。でも、これまではそういうことは一切言わないで来ました。16年間、ずっとAVメーカーの専属女優としてやらせていただいていて、毎週末のように行われる全国各地のイベントでファンの方とも会っているから、「彼氏はいるんですか」と聞かれても限定して答えたことはありませんでしたね。
――まさにアイドル像ですね。実は性格設定もしていたのでしょうか。
好きな人はいませんって以外は、例えばインタビューで「体はどこから洗うんですか」って聞かれた時、本当はメイク落としからだけど「えっ。胸からです…」みたいなサービストークをする意識はしてましたけどね。
――吉沢さんといえば深夜バラエティ番組から結成された“恵比寿マスカッツ”初代メンバーのファンシーキャラがありましたが、これは設定ではなかったんですね……?
自分でもふわふわっとした性格だと意識もしてなかったですし作ってもないんですけど、動作が「のんびりしてるね」「ゆっくりだね」「ちょっと天然だよね」って言われたり、なんとなくこう、性格的にも前へ前へ出るタイプでもないって感じで、ファンシーは素なんだと思います(笑)。
――でもそもそも、なぜ恋愛してることは言えないのでしょうか。
私はファンの皆さんに憧れを持ってほしかったので、例えば自分の好きな女の子に彼氏がいるってわかったら興味なくなったりするじゃないですか。それと同じで、「好きな人がいます」とかも言わないようにしようって思ってました。
実は結婚したいって思う相手もいた
――でも実際は、好きな人もいたし、付き合っていた人はいたと。
そういう人がいなかったわけではありません(笑)。でも、その時は自分もバリバリと仕事をしていたし、もっと色々と経験をしていきたい時期だったから、忙しくて会えないとかのすれ違いから終わってしまいましたね。
――では、「俺と仕事とどっちが大事なんだ」みたいに言われたりは?
というか、そんなこと言われたら、一瞬でないなってなりますよ(笑)。私が今までどんな思いでここまで仕事の経験を積み上げてきたのか、あなたにわかる? って話じゃないですか。恋愛と仕事の大事さなんて比較するものではないです。お互い、仕事を頑張って自立した上で付き合うのが理想ですね。
――その通りですね…。 では、どんなタイプの男性が好きなんですか?
仕事をバリバリして自分にプライドがあって、やりたいことをやってる人がいいなって思います。例えば仕事が忙しい時とかに「なんで休みとらないの? 俺と一緒にいたくないの?」とか言う人ではなくて、「忙しいね。体大事にね」って感じでお互いを労わり合う人が理想です。
――これまで付き合ってきた男性の年代は? 自分から告白するんですか?
同い年くらいの方が多いですよ。年下はいませんし、そんな年の離れた方もいませんでした。私、自分から告白ってできないんですよね。恥ずかしいし、やっぱり男性から言われたい思いがあるからかな(笑)。
――それは世の女性たちみんな思ってることですね! いったいどんなテクで男性に告らせるんですか?
好きな男性には素っ気ない態度はしません。よくLINEのメッセージが来たらちょっと寝かせるとかよくいいますけど、私はメッセージがきたら割と反応良く返すように心掛けてますね。でも1日に1通送る程度でそんな頻繁には送らないですけど。
――いったいどんなLINEを送るんですか?
「おはよう~」に加えて、天気の話とか、「今日も頑張ろうね~」とか?
――今日、「ここにいるよ~」とか「これ食べたよー」的な俺通信するんでしょうか?
まあ、その俺通信に近いかもですが、大事なのは送る内容よりも、ほぼ毎日行う“繫がり感”な気がします。毎日連絡1回でも取り合って、その人の日常に“私”をカットインさせる感じ(笑)。
――なるほど…。会ってる時はどんな仕草をするんですか。
じーっと見て、目が合ったら逸らすとか(笑)? その男性が話をしてる時はずっと目を見つめるし、大きく笑ったりリアクションは大きめにしたり。でも、そんな大したことはしてないと思いますよ。
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