セックスにおいて気を配るべき部位は主に二箇所！　アゴと下っ腹です。
アゴは、通常時は一重アゴでも、顔の角度によっては二重アゴに見えてしまう悩ましい部位です。そのため我々は、押し寄せてくる快感の合間を縫って、「いまの角度、二重アゴになっていないかしら？」と、ちょいちょい顧みます。

　むろん、鏡で確認をとるのは不可能ですから、感覚だけが頼り。そして、二重アゴになっているであろう場合は、さりげなく角度を調節し、一重アゴへと戻します。「二重アゴを見せるわけにはいかない！」という、切なる女心ってやつです。

　この、アゴ調節作業に没頭し過ぎると、下っ腹がお留守になります。アゴは一重でも、下っ腹が二段になっていては無意味です。全神経を腹に集中させて引っ込めましょう！　……と、下っ腹ばかりに意識を向けると、今度はアゴが二重になっていたり。これでは堂々巡りです。

　そう考えると、「夏も近いし、ダイエットしましょ」という結論に達します。とはいえ、ダイエットは一朝一夕で結果が出るわけではないので、結果が出るまでは、飲み食いする前にセックスを済ませることで、下っ腹は気にならなくなりますよ。

　待ち合わせ早々、「○○君に会ったら、今すぐ抱かれたくなっちゃった！」と、相手男性の手を引いて一路ラブホ街へ。飲み食い前なら、下っ腹を気にする必要がないので、ときたまアゴだけ気を付ければオッケーです。

　ぺったんこお腹でセックスを堪能した後に、しれっと「そういえば何も食べていなかったね、何か食べに行こうか」とブリッコすれば完璧！　是非お試しあれ。

　まぁぜい肉は、極論を言うと、「男性はチチとチツしか見ていないだろうから、アゴと腹はどうでもいい！」と開き直ることも可能です。ぜい肉を隠すことに躍起になるくらいなら、「ほかのオトコの影」を隠すことに集中しましょう。