「理屈じゃなく欲しい!」と思わないと子どもは作れない

C:アルさんご夫婦は、子どもを作らないと決めてるんですか?

アル:うちは夫婦で話し合って決めたんだよ。
私は仕事が大事で、夫は格闘技が大事で、でも子どもを持つと今みたいにはできないだろうと。その時に「子どものために犠牲にした」と思うのは、子どもに対して失礼だから。

C:僕も仕事や今の生活が大事で、子どもを最優先にできないなら作らない方がいいかな?と思うんです。こんな自分本位な俺が父親になったら、子どもが可哀想だろうと。
周りは「できたら変わる」「おまえみたいな奴ほど子煩悩になる」とか言うけど、変わらんかったらどうするねん?と。

アル:私も「大丈夫、意外と子育て向いてるって」とか言われるけど、「いや私の方が私に詳しいし」と思う(笑)。それに、大丈夫じゃなかった時に取り返しがつかないよね。

C:これだけ虐待のニュースがあるってことは、子どもを愛せない親もいるわけじゃないですか?でも、そういう意見は表に出てこないから、「大丈夫、できたら可愛くてメロメロになる!」と言われますよね。

それと、僕は田舎ですごくのびのび育ったんですよ。
だから今みたいなギスギスした社会で育つ子どもは可哀想だなと。この時代に生まれてきて幸せなのか?とか考えちゃいますね。

アル:「子どもを持つ責任」を考えれば考えるほど、尻込みするよね。
Cくんは自分本位と言っていたけど、むしろ自分が「とにかく欲しい!理屈じゃなく欲しい!」と思わないとダメなんじゃないかな。

C:そう思いたいけど、そう思う自分が想像できない…。

アル:女遊びしたくなるかもって不安はある?

C:それも正直あります。でもそんなの絶対ダメだから、遊びたい欲が消滅してからじゃないと結婚もすべきじゃないかなって。どうなんでしょう…石田純一とか、子煩悩なパパになってますけど。

アル:石田純一は還暦過ぎてるからなあ(笑)。