前傾した軸を戻そう!

でも体っていうのは、ある意味粘土のようなもの。変えようとすれば、どんどん変わるのがいいところ。
今がどんな状態でも、ダイジョーブ、ダイジョーブ!

開いた肋骨を閉じさせて、胸をすっきり見せるには、前傾した軸を戻して立てること。
でも、これは、ただおじぎから戻るのとはちょっと違うの。
どこの筋肉を使うかが、最大のポイントなんだ。

コツは背筋。具体的にいうと、肩甲骨の間の筋肉をメインに使うことなの。
さらにここの筋肉、褐色脂肪細胞っていう、やせスイッチをONにする細胞があるところなんだ。

でも、この筋肉だけを使うのって難しいんだよね。
だから、実際は、後頭部を意識するの。
後頭部を斜め後ろに引くようにする。できるだけ斜度を高くね。
後ろに引きながら、オヘソの下あたりのおなかと背中を薄くするように、少し腹背筋を使うんだ。

そうすると開いた肋骨が自然に閉じるだけじゃなくて、おっぱいも上がるし、お腹もへこむから、すごくスッキリみえるんだよ。

地球上に暮らす私たちは、宇宙にすっ飛んで行かないように、いつも重力が引っ張ってくれている。
そして目も口もよく使うものは、体の前側にくっついている。
だから意識しないと巨乳じゃなくても、知らず知らずに前傾しちゃうんだよね。

おっぱいが大きい人も、小さい人も、美しく見せたかったら背筋を伸ばしてしゅっと立とうね!

Text/奥谷まゆみ

初出:2014.06.20