2、聞きかじったセックステクの罠に落ちるド下手くそ

 セックスが上手くなりたいと思った女子たちがネットで情報を漁った結果、多くの人が一度はたどり着くのが”全身リップ”の罠。全身に唇と舌を這わせて愛撫することです。確かに男性も皮膚の柔らかい脇腹や、腕や脚の内側、体の末端である手足の指、神経の集中したアナルなどを舐められるとキモチイイと思います。でもそれを効果的に行うには、まず自分が全身を舐めてあげたいと思う気持ちと、相手もそれを望んでいるということ、相手の反応を見ながら舐め方やルートを冷静に判断できることが必要です。
 
 ちょっと聞きかじって、セックスが上手いと思われたいからという理由でやってしまうと、舐める順番、舌の使い方、スピード、タイミングが適当になったり、それによる相手の無反応に耐えられず、次はどこに行けばいいんだ…とあちこち飛んでしまったりして一貫性のない、謎の行為になってしまいます。それならやらない方がマシです。
他にも複数点責めなども、二点目、三点目の動きがおろそかになるなのならやらない方がいいです。無理せずにやれること、やりたいことを一つずつしっかりやればいいんじゃないでしょうか。

3、狙いをつけずにふらふらなド下手くそ

 手マンで適当にクリを擦られたり膣内にズボズボと指を出し入れされてもあまり気持ちよくないのと同じで、ちんこも「舐めたり擦ったりすればキモチイイんでしょ?」くらいの気持ちで、狙いをつけずにふらふらと舐めたり擦ったりされても大して気持ちよくないと思います。
舌の終着点をどこにするか、どこを握って擦るかを狙って行えば、同じエネルギー消費量でも効果は大違いです。騎乗位や座位もそうです。狙いを定めずにただ腰を振るだけではお互いに気持ちよくない無駄な時間を過ごすだけで体力の無駄です。どうせやるなら自分のキモチイイ所に確実に当てるようにしたり、相手の性感帯に当てるようにしたりと、目的を明らかにして狙いを定めてからする方が効率がよくないですか?

 男性も、優しさから少しの痛みくらいは我慢したり、キモチイイフリをしてくれたりするので、直接ダメ出しをされることはあまり無いと思います。他の人に効いたからと自信過剰にならず、常に反応を見ること、声をかけて確認することを心がけたいですね。

Text/Betsy

次回は <SNSで人のセックスを「下手だった」と笑うド下手くそたち>です。
裏垢女子やオープンな女性がツイッターで語る一度枕を交わした男性のテクニックについて。「こんな刺激されても感じない!」「勘違いで攻めすぎ」などの意見、裏を返せばその女性が感じづらいというだけなのでは…?下手な男子も上手に導く解決法を伝授します。