２割増しというのは、相手が下ネタを振ってきた時に想定しているであろう答えの２割増しの下ネタを返すということ。だからキラーワードをいつも用意しているわけではなくて、自分が現時点で持たれている印象を元に答える必要があります。
目安としては、「えっ！？」と少し驚きながら思わずニヤけるという反応が返ってくるくらいが２割増しです。

私の場合、幸い顔の印象も服装も尻軽っぽくないらしいので、序盤に「私、下ネタしか喋らないんです」だけでも２割増しなんですけど、そこから更に２割増しずつ返していけばトントン拍子で”おともだち”の仲間入りです。

２割増しで足りないのは、相手がヤリチンではないイケメンでハードルが高い時や、その場にいた他の女性に持っていかれそうな時くらいです。そういう場合は、ドン引きしてちんこが萎えない程度に驚かせる５割増し以上の下ネタで、一度強烈に興味を引くことで成功することがあります。

以前、とあるバーで三人組を一度に捕獲しようとしていたところ、集団で入店してきた海外の航空会社のパツキンCA達に明らかに気をとられて、いつ横取りされるかわからない状況になりました。そんな時には２割増しなんて言ってられません。ヤレるかわからないパツキン美人より確実にヤレる目の前の女を取るように、「この間ここで飲んだ時には兄弟で来てた人と３Pしたんだよね」と度肝を抜かせて、「でも外国人３人と４Pはしたことないでしょ？」と言わしめ、１０分後には４人で店を後にしました。
＊危険なので真似しないでください。
そしてその中で一番タイプだったイケメンと”おともだち”になったのは言うまでもありません。

文字にしてしまうと本当にアホっぽいですけど、セックスに持ち込みたい時もセックス中も、飛び出てくる言葉はアホっぽい方が生々しくて私は好きですよ。

Text／Betsy