出張講座、お陰さまで好評につき、しばらく続けることにしました。
前回の「結婚はバトル漫画!『お姫様願望を捨てられるか?』という究極の選択」もあわせてご覧ください。
【第41回】年齢を重ねても幸せになれる女・なれない女の違いは?
AM編集部(以下、AM):前回『私は29歳だったけど「惚れた腫れたはもういい、人生のパートナーがほしい」と思っていたから、夫の良さに気づけた』と仰ってましたね。
アルテイシア(以下、アル): もっと若ければ「リードしてほしい」「トキメキがほしい」と求めて、不満だらけだったと思います。
若い時ってdemanding(欲求過多)じゃないですか?
「ありのままの私を受け入れて」と望みつつ、相手には「理想どおりの完璧な男になって」と望んでしまう。そこを変えていけるか?がカギだと思います。
<年をとると女としての市場価値が下がる>って強迫観念を抱く女性は多いでしょ? 確かに30過ぎたらコンパの誘いはガクッと減るし、35過ぎたらほぼゼロになる。その現実は分かっていた方がいいと思う。
でも、加齢によって得るものもあるんです。1つは、男に完璧を求めなくなること。妥協じゃなく「自分も完璧じゃないように、相手も完璧じゃない」と自然に思えるようになる。
すると、ありのままの相手を受け入れられるようになる。これって、ものすっごい武器なんですよ。男女共に「ありのままの自分を肯定してほしい」と強く望んでいるから。
だからって「ダメ男でも我慢しろ、都合のいい女になれ」って意味じゃない。「表面的なことにこだわらず、本質を見られるか」って話です。
AM: 恋愛本とか「結局は都合のいい女になれってこと?」ってアドバイスが多いですよね。
アル: それだと都合のいい女になっちゃうから。
私は<アンパンの法則>と呼んでるんだけど、アンパンの皮じゃなくアンコに注目する。つまり、表面じゃなく本質を見るってこと。
人間として信頼できるとか、尊敬できるとか…トキメキは時間と共に減るけど、信頼や尊敬は増えていくし。