こじらせとの戦いの歴史

 18歳で両親と絶縁して、「どんな時も味方になってくれる存在がいない」孤独感を抱えた私は、つねに寂しかった。その寂しさを埋めるために男と寝て、ますます寂しくなったり。

「自分なんてどうでもいい」と自傷のようにセックスして傷ついて、血ヘドを吐く…。『哀戦士』(ガンダムの主題歌、名曲!)のように、拾う骨も燃えつきる戦場でズタボロになった私は「何かを埋めるためにセックスすると、ろくなことにならない」と学びました。

 で「残念ながら、私は生粋のアダルトチルドレンだ」と自覚して、寂しくならない工夫をしました。
寂しい時は風呂に入ってサッサと寝るとか、女友達に電話するとか。自分が冷え症だと自覚して、風邪予防をするように。
それでも痛いセックスをしてしまったら、女友達に話してネタにして笑い飛ばす……そんな工夫を続けるうちに、こじらせがほどけていき、幸せに生きられるようになりました。 こじらせ状態で生きるのは辛いから、自力で脱出したのです。

 ベンキマンに流されたキン肉マンが、パンツを便器に詰まらせて脱出したように(『超人オリンピック ザ・ビッグファイト編』より)。
ブラックホールに吸い込まれたキン肉マンが、屁をぶっ放して四次元空間から脱出したように(『7人の悪魔超人編』より)。

 …だからみんなキン肉マンを読もう!じゃなくて、脱出方法を考えましょう。

 神社で神頼みしたり、「彼氏さえできれば」と他人頼みにするんじゃなく、自分で自分を救いましょう。
「パンツや屁を利用できないか?」と自分の頭で考えるクセをつけるのが、幸せになる秘訣。

 次ページでは、こじらせをほどくために、自力でできる方法を紹介します。