ペニスはプレッシャーに弱い棒

 男のエロスは単純だけど、男のペニスは繊細。
ペニスは副交感神経が優位=リラックスしている状態じゃないと勃起しない。
つまり、プレッシャーに弱い棒なのです。

 だから女性誌のアドバイスを鵜呑みにして、セクシーな下着で迫る方が、むしろプレッシャーを与えてしまう。
性欲の落ちている人にセクシーに迫るのは、夏バテで食欲のない人に「カツ丼を食え!」と迫るようなもの。

 ペニスはプレッシャーに弱い棒。
ゆえに女性が頑張れば頑張るほど、ますます折れてしまうのです。

女性がインテリアに凝ってアロマを焚いて「ほら、やりたくなるでしょ?!」と青筋たてて膣トレするほどに、セックスレスは進みます。

 セックスレスを打開するには、頑張らないのが一番。

「私はこんなに悩んで頑張ってるのに、なんでしてくれないの…?」とシリアスにならず、「イエーイ、セックスレスなんてぶっとばすぞ~(^O^)/」と明るく考えてください。

 実際、セックスフルな夫婦は「セックスは特別なものじゃない、日常のヒトコマ」と言います。
いちいち気合いを入れず、食事や入浴のような感覚で気軽にしている。
妻の方は「風呂上がりは裸で歩くし、部屋着もテキトーだよ?」と言います。
この脱力系のテキトーさが、セックスフルの秘訣。

 日本は年間セックス回数ワーストの国。
真面目な日本人はセックスにも真面目に取り組み、「セックスはこうあるべき」と縛られて、自らハードルを高くしているのでしょう。

「セックスを断った理由」を夫婦に調査すると、男女ともに「疲れていたから」が上位にランクインします。
勤勉な日本人は仕事や家事育児を頑張りすぎて、セックスする余力が残っていない。それでセックスまで頑張ったら、過労死してしまいます。

 なので「さくっとやるか♪」と気軽にセックスしてください。
やる気のない男性は、エロくない明るいノリで誘うのがオススメ。

 男性は視覚と触覚で興奮します。
一緒にお風呂に入ったり、マッサージをしたりと、ふざけたノリでペニスに触ってみましょう。
「クララがたったわ!」とハイジの物真似をするもよし。
一緒にAVを観るのもオススメ。ネタ系のおもしろAVを選んで、2人で笑いながら観賞してはいかがでしょう。

 そこからセックスに雪崩れこんだら、積極的に楽しんでください。女性が楽しんでいるセックスこそ、男性の尻子玉を抜くのだから。
それで「お互いこんなに楽しいなら、またしたいな」と思うことで、次へのモチベーションに繋がります。