前回の「月経前の不調、PMSとの上手なつき合い方」も合わせてどうぞ。
「女性が一番輝いているのはいつ?」
その問いに「今!」と答える人もいるでしょう。いくつになっても女性は輝いていたいですね。
でも、医学的には、女性らしさを司る女性ホルモンの分泌は、20代後半がピーク。
30歳を過ぎると徐々に減り始め、さらに40代後半になるとドドーンと減ってしまい、女性としての機能も下り坂に向かうのです。
ホルモンバランスの乱れをそのままにしておくと、自律神経の乱れや、免疫力の低下にもつながります。
実は、ホルモンと自律神経と免疫力はお互いに影響を及ぼし合う関係にあり、どれかひとつが乱れると他もバランスを失ってしまうのです。まず、ここで思い返してみて。20代の頃の自分の生活。
仕事や遊びで徹夜していた人は要注意よ。
第7回 女性ホルモンピークは20代後半。
ホルモンの減少をゆるやかにする生活を目指す
女性ホルモンが一番安定しているはずの時期に、ホルモンバランスが乱れるような不摂生な生活をしていた人は、老化を早めてしまうことにもなりかねません。
女性ホルモンのピークは思ったよりも早く、年齢を重ねるごと減っていきます。
でも減少のスピードは、これからの生活次第でゆるやかにすることができるから、NGな生活を送っていた人ほど、以下の生活を試みてくださいね。
1. 規則正しい生活を送る
ホルモンバランスは、自律神経のバランスに左右されるもの。
不規則な生活は、自律神経のバランスを乱してしまいます。特に夜型の生活は改めるようにして。
不規則な生活をしている人によくあるのが、朝ごはんを食べないパターン。
朝、食べないと体温も上がりません。 朝、食べられないのは夜遅くにごはんを食べているのが原因。
おなかが減ってスッキリ目覚めることは、健康体の証拠。 だから、深夜の暴飲暴食は避けてね。
普段から規則正しい生活を送っていれば、たまに夜遅くまで食べていてもリカバリーは早いはずよ。
2. 冷やさない
冷えは万病のもと。女性ホルモンも冷えに左右されてしまいます。
適度に体を動かして筋肉をつけたり、温かい食べものを摂ったり、湯船にゆっくりつかるなどして、体を冷やさない生活を心がけて。 これからの季節は、冷房で体は冷えているのに、冷たいものを摂りがちだから、意識して温めるようにしましょう。 お風呂もシャワーだけで済ますのはNGです。
3. ストレスを溜めない
女性ホルモンの分泌には、脳の視床下部・下垂体、卵巣の働きが大きく関わっています。
その中のひとつ、視床下部はホルモンと自律神経のコントロールタワー。
視床下部はストレスに弱いので、強いストレスにさらされると、さまざまな不調を起こします。
だから、ストレスを溜めすぎないことが鉄則。
1人でも楽しめる趣味や遊びなど好きなことを増やして、上手に発散させましょう。
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