痴漢運(?)のある少女時代
――それってNさんだけ? それとも友達みんなそうだった?
N: うーん、どうなんだろう。でも、痴漢運はわりとあったかも。
小学3年生のときにも、家にかかってきたエロ電話に出ちゃったことがあって。
――何か引き寄せるものがあるのかなあ。
N: そのときはまだ小学生だったし、露出狂に会ったときよりヘビーでしたよ。
電話に出たら知らない男の人が「パンツを脱いでアソコを触りなさい」って言うんですよ。しかも、アソコを触らせる前に「部屋のカーテンを全部しめてこい」って命令するの。ムードを高めるためなのかなんだか知らないですけど。
――うわ、その話のもっていき方、プロじゃないですか! で?
N: 「こないだの尿検査で君のおしっこに赤信号が出たから、先生に頼まれて電話してるんだよ」なんて言われて信じちゃったんですね。とにかく「アソコを触れ」って言うんです。アソコのこの部分を触ると気持ちよくなるからやってみろって言われて、一応そのとおりにするんですけど、何も知らない小学生なんで全然気持ちよくなくて。
――まあ、先生に頼まれたとか言われたら、いたいけな小学生は信じちゃいますよねえ。
N: そうなんですよ。言うこときかないと先生に怒られるって思うじゃないですか。
結局怖くなって無理矢理電話切っちゃったんだけど、後でお母さんに話したら「それは変質者だから罪悪感感じることない」って言ってくれて、ああそうなのかなって。でも、それから2カ月くらいはずっと「また電話きたらどうしよう」ってびびってました。
――そりゃびびるでしょう。私今だってそんな電話来たら心臓バクバクしますよ。そんな経験して、トラウマになりませんでした?
N: なりましたよ~。小学高学年になって性教育でいろいろ教わったらなんとなく消化できましたけど、その事件からしばらくはその体験の影響であんまり性的な方面に頭をもってかないようにしてましたね。
――なるほど。とんだ性の目覚めだったんですねえ。
次回も引き続きNさんのインタビューの続きをお届けします。
Text/遠藤遊佐
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