今回インタビューに応じてくれたのは、千葉県在住の会社員Sさん(30歳)。丁寧な言葉遣いの真面目そうな女性です。
最初は緊張でガチガチだったんですが、話していくうちに意外な一面を覗かせ始め……。
『○○』ってゲームの「××」って主人公がタイプ
――最近は街コンに頻繁に行っているって話でしたけど、そういうアクションを起こすようになる前は、どんな感じで過ごしてたんですか?
S: 中高生のときは学校が男女交際禁止だったので、素直に「そういうものなんだな」と思ってました。
大学のときは……課題が忙しかったっていう記憶しかないですね。友達作る時間もないほどギッチリで、しかも友達と協力して楽しく勉強するっていう意識がなかったので、一人でいることが多かったかも。
――男友達っていた?
S: 高校時代は同じ部活の男子やみんなで話す男の子もいましたけど、一対一の友達はいなかったですね。そもそも「どうやら友達って楽しいらしいぞ」って思い出したのが、20代半ばでゲーム友達ができてからなんです。
――それまでの二十数年間、あまり人とかかわらなかったぶん、今一気に変化がやってきてるって感じなのかな。
ちなみにSさんの好きなタイプってどういう人? 二次元や、ゲームのキャラとかでもいいんですけど。
S: うーん、一昔前の格闘ゲームの主人公で、強くてストイックな雰囲気のキャラクターがいるんですけど、その人には憧れてましたね。
――なんていうキャラ?
S: ……あの、これ紙面に載せないでもらえます?
――えー、どうしてですか!? もしかして恥ずかしいの?(笑)
S: 恥ずかしいですし、男女ともにファンが多くて神聖視してる人が多いキャラなので……。
――そんなふうに言われると余計に聞きたくなっちゃう!
S: ほんとに、ほんとに出さないでくださいね! 約束ですよっ! あのー、『○○』ってゲームの『××』ってキャラです。
――ははははは! それはルックス的に好きなの? それとも性格が?
S: 両方。やっぱりゲームが好きだとこういうタイプにはグッときちゃうんですよね。
悲劇的な運命をたどるタイプだから、「私じゃ絶対に幸せにできないんだろうな」って思うと、たまらないんです。ネットスラングでよく「○○は俺の嫁!」とか言うじゃないですか。でも、彼に対してはそういうこと軽々しく言えません。
――神聖視してるんだ。オカズにもしないんだもんねえ……。
S: そんなこと、口に出すのもおこがましいです!