一番興奮したセックスは、高校時代に好きだった先輩を押し倒しちゃったとき
――Nさんは、理想の恋愛とかセックスってある?
N: さっき高校のとき好きだったけど実らなかった先輩がいるって言ったじゃないですか…、実は大人になってから彼とセックスしたんですけど、そのときはめちゃくちゃキュンとしましたね。
――えっ? リベンジしたんだ!
N: ふふふ、実は2回ほど。
彼は高校時代の放送部の先輩だったんだけど、放課後の放送室でキスまでしたのに実らなかったんです。
で、何年か前に彼が東京に就職説明会に来るっていう話を聞きつけたんで、勇気を出して連絡とって。二人で飲んだ後「これはヤラなきゃ嘘だな」と思って、彼の泊まってるホテルの部屋まで付いてって半ば強引にしちゃいました(笑)。
2回目は付き合ってた彼氏と別れたとき。
「ああ、やっぱり私には彼しかいないんだ」って思って、彼の就職先の関西に押しかけていったの(笑)。
ほんとは仕事なんてなかったんだけど、「仕事でそっち行くから」って嘘ついてセックスするためだけに会いに行った。
それが今までで一番興奮したセックスかな。ずっと好きだったっていうのもあるし、結局実ってないから余計に印象が強いんだと思う。
――なるほどなあ。じゃあ、もし今思いが通じればその人と付き合いたい?
N: ですね。でも男の人って下半身と気持ちは別人格だし、セックスはしても私を好きになることはないんじゃないかなと。
そもそも向こうには彼女がいますしね。
だけど、気難しい先輩だった彼が私の脚本だけは褒めてくれたこととか、2人で放送室にいるときに触れ合ってキュンとしたこととか、そういうのがあるから今でも忘れられない。こじらせてるんですよねえ。
――でも、それだけ好きな人と一回でもできたら幸せじゃん。
N: 2回とも自分から押しかけて強引に押し倒す感じでヤッてますけどね(笑)。
――それができるようになっただけでも、ヤリマンになった甲斐があるってもんですよ。
N: 本当にそうですねえ(笑)。
今の私なら、放送室でチューしたら、その場で有無を言わさずセックスしちゃますもん。
ウブな高校時代だったら、ヤッたもの勝ちで付き合えたかもしれないのに、惜しいことしたなあ(笑)。
次回は、「ヤリマン化する理由は十人十色?」ということで、Nさん取材後の遠藤さんの考察をお届けします。
Text/遠藤遊佐