北村さんが僕の布団に入って来て…
東北の冬の農村というものはかなり寒いわけで、さすがに僕も布団をかけていたものの寒かった。北村さんも同じだろう。そしてスルスルとにじり寄ってきて僕の布団に入って来た。
「暖かーい!」
そう彼女は言い、抱きついてきた。こうなると僕のアソコはビンビンと立ちまくり、たまたま彼女の手にアソコが当たり「ニノミヤさーん、なんでこんな固くなってるのー!」と酔っ払った状況もあって言ってきた。
「北村さんが近くにいるからに決まってるでしょ!」
こう伝えると「寒い時は裸同士の方があったかいって言うよ。ねぇねぇ、全裸になって抱き合おうよ」と言ってくる。なんというエロビデオ的展開か! 言っておくが、これは創作ではない、事実である。
かくして僕らは全裸になり、抱き合ったのだが、こうなるとアソコは彼女の腹に当たって彼女も握ってくる。彼女のアソコも濡れてきて僕は指を中に入れる。これまで北村さんに対して恋愛感情を抱いたことなどないのだが、東北の農村で二人きりで過ごすと想像を絶する展開になることが分かった。本当に彼女とこのような展開になるとはこの10分前にはまったく思っていなかったのだ。
かくして僕らはここから組んずほぐれずのエロエロアッハーンイクイク的展開になり、結局約2時間で3回の射精をした。たまたまコンドームを持っていたため、それを使い、我々の体液が布団に付かないようにし、二人は暖を取り続けたのである。
普段だったら全裸で寝てしまうところだが、主が起こしに来た時に仰天するであろうことと、とにかくコトを終えたら寒くて僕らは服を着て「おやすみー」と2時過ぎに寝たのである。翌朝の朝食の時は二人とも少しはにかむ感じだった。
こんな経験をしたものだから、僕にとって冬の東北の農村というものは、良い郷愁を抱かせる場所になっているのである。
Text/中川淳一郎
- 1
- 2