メンタルヘルスが性的欲求に与える影響

メンタルヘルスが悪化していると、性的欲求も低下するケースが多いといわれています。特にうつ病は脳内の神経伝達物質が減少するため、様々な物事に対する欲求や意欲が低下する症状があらわれやすいため、性欲の減退がみられるでしょう。

またうつ病の治療薬として処方されているセロトニン再取り込み阻害薬には、性的欲求を減退させる作用があることも理由のひとつです。

うつ病まではいかなくとも、仕事やプライベートで忙しく、日常生活の中で慢性的に感じる肉体的なストレスが蓄積し、性欲の低下につながることもあります。

さらに40代になって体力の減少や肉体・環境の変化に対応しきれないという感情面でのストレスも、性的欲求の変化を引き起こすケースは少なくありません。

パートナーとのコミュニケーションが鍵となる理由

性欲低下を防ぐためには、パートナーとのコミュニケーションが鍵になります。パートナーとの心と身体の触れ合いに問題があると、性欲が低下してしまうケースは少なくありません。

女性の性欲は愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」も深く関わっています。パートナーとのハグやキスという触れ合いでオキシトシンが分泌され、性欲が高まるといわれています。

そのためパートナーとセックス以外でも手をつなぐ、キスをするなど積極的に肉体的な触れ合いをもつことで減退した性欲が再び湧きあがることもあるでしょう。

また女性ホルモンの減少による性交痛が原因で性交渉から遠のいている場合は、パートナーと相談をして十分に膣を潤わせるケアを一緒に考えることも必要です。

まずが今現在自分に起きているセクシャリティの変化をパートナーに打ち明け、共に改善できるような話し合いをする時間を作ることをおすすめします。

セルフケアを取り入れた健康的なセクシャリティの向上法

セクシャリティを健康に保つためには、セルフケアが非常に有効です。バランスのとれた食事や十分な睡眠、そして適度な運動は結構や代謝を良くし、ホルモンバランスに良い影響を与えます。

またストレスを緩和させるために、時にはゆったりと休息する時間を作ることも重要です。肉体的・精神的な健康は、健康的なセクシャリティに直結するため、自分の心と身体の健康をキープしましょう。

またパートナーとの関係をより良くするために、思い出の場所に再訪したり、自然の多いところへ旅行に出かけたりするのもひとつの方法です。

さらにおすすめなのが、フェムテック商品を利用してセルフケアを行うことです。

膣に潤いを与えるジェルや、女性ホルモンを補うサプリ、そしてパートナーと2人で楽しめるラブグッズなど、女性のセクシャリティをサポートしてくれる商品が多数開発されています。

健康的なセクシャリティを向上させるためには、自分の心と身体の変化に自分で気づき、そして積極的なセルフケアを行うことがとても大切なのです。