パートナーとのセックスも関係?性欲がなくなったらどうする続編/BETSY

パートナーとのセックスも性欲に関係?

前回のコラムでは、女性は年齢を重ねるほどに性欲が増していくと世間では言われているけど、実際は妊娠・出産・更年期・閉経などのホルモンバランスの変化やライフスタイルの変化で、性欲が劇的に低下するタイミングが多すぎるのでは?というお話をしました。

その記事に対して読者の方や私の友人から「性欲が低下するのが未知すぎて怖い」「性欲がなくなってきたけど、それって普通のことだったんだと分かって安心した」というコメントをいただいたのですが、「パートナーと良いセックスをしてこなかったことも性欲低下に繋がる気がする」というご意見もいただきました。

そうなんですよ。女性の性欲低下はホルモンバランスやライフスタイルの変化だけで起こるものではないんですよね。パートナーとどんなセックスをしてきたのかにも関係しています。

満足度の高さが関係

オーガズムを得たかどうかに限らず「良かった」と思えるセックスをすると、その体験が次のセックスへの期待へとつながり、期待が性欲を促してまた良いセックスにつながる。そんな性生活を送っているうちに2人の親密度がより高まって心身ともに満足度の高いセックスができる良いスパイラルに入ります。

反対に、したくないのに半ば強要された形でのセックス、痛みを伴うのに何も対処できなかったセックス、相手ばかり気持ちよくなって終わる味気ないセックスなどが続くと、次のセックスへの意欲は失われ、それに伴い満足度も低下。相手との親密度も失われて「したい」気持ちがなくなっていく負のスパイラルにおちいるケースもあります。

ホルモンバランスやライフスタイルの変化で性生活がやや困難になってきた時に、それまでにふたりがどんなセックスをしてきたかで分かれ道になりそうですね。

良いセックスをしてきたふたりなら、負担なく性生活を続けていけるようにやり方を変えてみたり頻度を調整したりと工夫できたかもしれません。反対に、良いセックスを作りあげることができなかったふたりなら「もうセックスなんてこりごり」となっても不思議ではありません。