セックス中にコンドームのズレが気になったことはありませんか。女性からは結合部分が見えづらいので、挿入中のコンドームのズレに気がつくことは難しいのですが、男性がゴムズレに気付いてピストンを中断するケースが多いように思います。このゴムズレ問題、他の人はどうなんだろうと友人たちに聞いてみると「あるある!」と返ってきて、世間ではよくある問題なのだと気付きました。
ゴムズレを経験したことがない方もいるかもしれないので説明すると、挿入のピストン中にコンドームが全体的に先端の方へズレていくことがあるんです。気付いて引き抜くと、竿の先端にズレた分のコンドームがびろーんとぶら下がっています。明らかにかなりズレている状態なのに、そのまま根元の方へスライドさせて普通に挿入を再開する人も多いんですよね。気持ちはわかる。上にずれただけだから、下にずらせば元通り。しかし、このやり方では必ず同じことを繰り返すんですよね。一度ズレたら何度もズレる。これがゴムズレ。
ゴムズレの原因
コンドームが挿入中にズレる「ゴムズレ」が起こる理由は主に5つあります。
①ちょい萎え
中折れとまではいかないけれど、竿が少し萎えた状態になることがあります。それ自体は問題ありません。体位を替えたり気分が変わったりすると元に戻ることは普通にあるからです。しかし、コンドームを装着した時と比べると小さくなっているのでズレやすくなります。
②濡れすぎ
女性側の潤いが原因になることがあります。ただ、濡れすぎ自体がゴムズレの原因ではありません。何度もズレを修正しているうちにゴムの中が体液でぐっちょりになることで、より一層ズレやすくなることがあります。
③潤い不足
濡れすぎとは反対に、潤いが足りずにズレが生じるケースもあります。潤いが不足した粘膜がコンドームを引っ張り、コンドームを脱がせてしまいます。
④根元まで装着できていない
何度も繰り返すゴムズレの一番の原因はこれです。装着時に根元まできっちり装着できていないので、ちょっとしたことでズレが生じます。特に仮性包茎の人はほとんどの場合、根元まで装着できていません。仮性包茎の人が装着する際には、亀頭を露出させるために皮を下にたぐり寄せますよね。竿の根元でたぐり寄せた皮にはコンドームを被せていないため、実質皮の全長の3分の2くらいしか装着できていないことになります。しかもピストン運動によって余った皮がコンドームを押し上げるので、余計にズレやすくなるんです。
⑤腟の締まり
腟がよく締まることでコンドームを脱がせてしまうこともありますが、腟の締まり自体が問題なのではありません。コンドームが根元まで装着できていないこと、たっぷりの潤いや乾燥、そこに腟の締まりが重なってズレやすくなることがあります。
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