男性にも苦手な体位がある
セックスの経験を重ねていくと、何度試してもしっくり来ない体位が出てきますよね。例えば、足を頭の方へ大きく持ち上げられる屈曲位だと呼吸が苦しくて気持ちいいどころではなかったり、四つん這いバックだと奥にブチ当たりすぎて痛かったり、正常位では尿意が強くて不快に感じたりするケースはよく聞きます。全ての人がこれらの体位に苦手意識を持っているわけではなく「屈曲位が一番イキやすい」「バックが一番好き」「正常位しか勝たん」と思っている人もいて、体位の感じ方にも個人差を感じます。
ところで、体位の感じ方に個人差が出るのは女性特有のものなんでしょうか。実は、男性にもそれぞれ苦手な体位があります。「彼がかたくなにバックをしないのはなぜ?」「たまにしか騎乗位をさせてくれないのはなぜ?」「最初は色んな体位をしてくれたのに、今は正常位とバックしかしてくれないのはなぜ?」こんなお悩みをいただくこともありますが、これらの答えは「苦手だから」です。
男性に苦手な体位が存在する理由は、体位によって竿への負担のかかり方、体力の消耗のしかた、刺激の強さが全く違うからです。苦手な体位を無理に続けると、勃起が持続できなくなったり、持続できたとしてもイキにくくなったりすることがあるので無理は禁物です。
とはいえ、男性の方から苦手な体位やその理由について教えてくれることは珍しいですよね。そこで、私がこれまでに男性たちに問い詰めて聞き出した、苦手な体位とその理由をまとめてみました。もちろん全ての人には当てはまりません。「こんな理由でこの体位が苦手な人もいるんだな」程度に受けとめてみてください。
正常位
「刺激が物足りない」
正常位を苦手とする男性はかなりレアですが、それでも一定数は苦手な人がいます。理由のほとんどは刺激が少なくて飽きること。特に抱きつき正常位は刺激を感じにくいようです。正常位はバリエーションが広いので、刺激のある正常位も見つけてもらいたいものですね。
「疲れる」
正常位だと疲れやすくて萎える男性もいます。男性が自分の身体を上手くコントロールできないことが原因なので、膝や腕を着く位置を変えると長持ちすることもあります。
バック
「ビジュアルに飽きる」
「四つん這いバックで女性のウエストのくびれを掴むのが最高!」「お尻好きにはたまらないビジュアル」という意見もある一方で「顔や胸が見えないので興奮できない」という男性もいます。
「うまく動けない」
バックだと腰を上手に動かせない男性もいました。「前後に振るだけじゃん…」と思ってしまいますが、女性の腟口の高さに合わせて腰の位置を調節しつつ腰を振らなければならず、意外に難しいそうです。女性に人気の寝バックも、竿の長さ不足であまり動けないから気持ちよくないと言う人もいます。
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