腰の位置を高くするデメリット

女性の腰を高くすることは、挿入しやすくしたり女性を感じさせたりするメリットもありますが、デメリットもあります。腟のお腹側は、腟壁の向こう側に膀胱や尿道があります。腰を高くすることでお腹側への刺激が強くなり、尿意や不快感を感じる女性も多いです。また、少し角度が変わるだけで子宮頸部に亀頭が直撃するようになることもあり、痛みの原因にもなります。

腰の高さ調節に限らず、セックスで自分と相手の好みをすり合わせていくためには、自分がどう感じているのかを言葉で伝える必要があります。
言わなければ相手には痛みも不快感も快感も伝わらないからです。「奥の痛いところに直接当たってるみたい」「お腹側が擦られるのちょっと辛いかも」「この枕取ってもいい？ちょっと苦しくて」と、その都度フィードバックしていく必要があります。なぜ腰の下に枕を敷くんだろうと疑問に思った時点で直接本人に「何で枕を敷くの？」と聞いてもいいんですよ。
きっと恥ずかしくて聞けなかったのだと思いますが、セックスは繊細な粘膜を相手にさらけ出す行為です。やり方の合わないことを我慢していると怪我をしますし、ストレスも溜まります。お互いに痛い思いをせずストレスのない、気持ちいいセックスをしていくために、言葉でコミュニケーションを取る練習を少しずつしてみてほしいです。私の著書『新しいセックス』ではセックス中に言葉でコミュニケーションをとる大切さやうまく伝える方法も紹介しているので、ぜひ読んでみてください！

書籍発売のお知らせ

初の書籍『新しいセックス』（扶桑社）が9/2に発売されました！　男性向けの内容になっていますが、言いにくいことの伝え方、女性の体の構造、女性が気持ちよくなるための挿入方法など、女性が読んでも役に立つことを考えて書きました。パートナーと一緒に気持ちよくなれるエッセンスがギュッと詰まった一冊です。

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Text／BETSY