デリケートゾーンのケアは本当に必要か?(前編)/BETSY

デリケートゾーンのケアは
しなければならないのか?

みなさんはデリケートゾーン(外陰部)のケアをしていますか?
数年前まではデリケートゾーン用のケアアイテムを探すのもネットや一部のコスメショップなど限られていましたが、最近ではドラッグストアでの取扱いも増えてきましたよね。ケアすることが特に珍しいことではなくなってきたことを実感しています。
芸能人がボディケアの一部としてデリケートゾーンケアを紹介しているのもよく見かけますし、SNSではデリケートゾーンケアに特化したインフルエンサーもいるようです。

そんな中、気になってきたのは「デリケートゾーンのケアをしていないなんてありえない」などという過激な煽り方。色々なケア方法があり、商品があり、考え方があることは理解しますが、デリケートゾーンケアって本当に“しなければならないこと”なんでしょうか。改めてデリケートゾーンケアについて考えてみました。

ケアのポイント3点

私は、デリケートゾーンケアすること自体には賛成です。その理由は次のとおり。ケアの3つのポイントと共に説明します。

①手洗い洗浄

「触っちゃダメ」と言われて育ってきた人も多く、ヒダや皮の間まで丁寧に洗えていない人もいるのも事実。汚れが溜まることで匂いの元になりやすく、下着も汚れやすく、セックスでは間近で見られることも考えれば、「耳の裏も足の指の間も忘れずに洗うよね」ぐらいの当たり前さで洗っていきたいですね。タオルではなく手で丁寧に洗うのは、ゴシゴシ洗いで繊細な肌を傷つけないためです。手を使うことによって自分の外陰部の構造やコンディションを把握することもできます。

②専用ソープ

デリケートゾーン専用ソープに関しては、私は必須だとは思っていません。固形石鹸やボディソープで外陰部を洗ってもデリケートゾーンに全く問題がない人なら、わざわざ専用のものを購入する必要はないと思います。顔を洗顔石鹸以外のもので洗うとカサつく人もいれば、全く問題なく美肌を保っている人もいますよね。生まれながらに持った肌質などもあるはずです。しかし、多くの人が生理中には肌が敏感になったり、タイツやおりものシートの使用で蒸れやかぶれなどの不調を感じていたりします。そういった不調を感じやすい人はやはり専用のものを使った方がよさそうです。