③保湿

これも専用ソープと同じで、痒みやかぶれもなくプルプルのお肌を保てているのなら、わざわざ専用のもので保湿しなくてもいいと思います。ただ、デリケートゾーンケアが注目され始めたことで自分の外陰部と向き合うことになり、意外と乾燥していることに気付いた人もいますよね。もともと皮膚が薄く敏感な上に、下着やタイツなどで蒸れ、トイレではティッシュペーパーで擦られ、尿や経血が付着したままになることも。そう考えると、乾燥させたままにしておくより、ある程度水分や油分を補った方が傷つきにくくなりそうな気もします。

つまり、「適切に洗浄して適度に保湿する最低限のケアをしていれば健やかな股間でいられるのではないか」「ケアしないなんてありなえいってほどでもない」という意見です。次週は、デリケートゾーンケアの美容化・スピリチュアル化、「海外では当たり前だから」というケアの押し売りについてもお話しします。

Text/BETSY

初出:2022.12.22