「基礎はもうできてるから、もうちょっとセックスがエロいと思われるテクニックを教えてくれ!」と思っている方への、ひと皮むけるセックスシリーズ9本目です。今回は潤いについて。
セックスでの潤いは、現状で痛いとか挿れにくいとか痛いとかの問題がなければ、特に気にする必要はありません。しかし、これまでにSNSを通じて読者の方から届いた2000件以上の質問や悩み相談を見ていて、「これは“隠れ潤い不足”なのでは……」と感じることがあります。
それに、セックスでの潤いは単純に水分があればいいというものではないんです。「こんなにビショビショに濡れてるのになぜ擦れるんだ」「こんなに唾液をつけてるのに気持ちよくないのはなぜ?」と感じることもあります。そこで、今回はセックスで必要な潤いについてお話しします。
潤い不足前戯編
まずは前戯中の潤い不足について。前戯中に潤いが必要となるのは、舌で舐める時、手で刺激する時ですよね。「舐めてもらっても気持ちよくない」「パートナーへのオーラルセックスがうまくできない」「手でパートナーの竿を手コキする時に痛いと言われる」といった質問がこれまでに寄せられました。質問の文章からは詳細がわからないことも多いので別の理由も考えられますが、潤いが原因になっていることも多いです。
・乳首舐め
乳首を舐めたり舐められたりする時に、舌だから濡れていて気持ちいいはずだと思っていませんか。実際には舌のコンディションによって感じ方が大きく変わります。潤った舌は独特のヌメリがあって気持ちいいですが、潤いの足りない舌はザラザラしていて舐めてもらっても快感は半減します。唾液がサラサラしすぎていることも気持ちよくない原因になります。
ヌメリのある舌とトロみのある唾液で舐められる時のゾクゾク感を感じられないなら、舐められる潤滑剤などのお助けアイテムを使うのがおすすめです。ヌメリ不足・トロみ不足を補うことができます。
ただし、もともと乳首が感じにくい場合もあるので、その時はさっさと股間への刺激に移行しましょう!
・オーラルセックス
次にオーラルセックスです。クンニが気持ちよくない場合、舌の力加減も関係しますが、乳首舐めと同じく舌のヌメリと唾液のトロみが不足しているのかもしれません。特に、舌先でクリトリスだけをチロチロ舐めるクンニの場合は、ヌメリとトロみを感じにくく、快感を感じられないことがあります。
気持ちいいクンニを味わうためには、クリトリスの周りに唇をくっつけて吸いつき、口の中でクリトリスを舐めてもらうと唾液がうまく行き渡ってヌメリとトロみを感じやすくなります。
または、クリトリスを舐め始める前に、腟口からクリトリスまで大きく上下に舌で往復してもらい、外陰部全体が愛液でトロトロになるように潤いの下準備をしてもらうといいと思います。
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