観察力を養う

整理された引き出しをひとつずつ試していく時には、相手の反応をしっかり観察しないと意味がありません。セックスがうまい男性は、初回から数回目までのセックスでは、ひとつずつの行為を地味に淡々とやり続ける傾向があると感じています。ひとつのテクニックをじっくり続けながら、めちゃくちゃ観察してくるんです。反応を見極めたら、次は少しだけ変えてまたじっくり観察です。そうやって、私の情報を頭の中にインプットし続けているようです。そしてある日突然、テクニシャンになるんです。これまでにインプットしたデータを活かして、「この状態の時はこれが効く」というベストなタイミングでテクニックを繰り広げてくる。そこで私は「全てを悟られた!」と気付くんですよね。

相手の反応が予想していたよりも弱かったとしても慌てず、呼吸や声や筋肉の動きまでじっくり観察し、少しだけ刺激を変えて、またじっくりと観察する。この地味な作業が大事なんです。

新しいパートナーができた時にもこのやり方を続けていくと、より多くのデータがインプットされていくので、引き出しの開け方の精度がより高くなっていきます。初めてセックスした相手なのに、初回からいきなり全てを把握されているような気にさせる人がいるじゃないですか。そういう人は、過去の相手のデータを活かして精度の高い引き出しの開け方をしているってことなんですよね。

セックスの天才でなくても、整理された引き出しをひとつずつ開けて観察していけば、いずれは必要なタイミングで必要な引き出しをパッと開けることができるようになりますよ!

TEXT/BETSY