射精大会のすすめ
- アル
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私は子どもを産まない選択をしたけど、毒親育ちで子持ちの友人たちは「子育てが癒やしになってる」と言う子が多いです。
- 菊池
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だから虐待の連鎖みたいなのって、パーセンテージは実は高くないって話を聞きました。
- アル
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「子どもを虐待してる人が自分も虐待されてた割合」と「自分が虐待されてた人が子どもを虐待する割合」は別物で、分けて考えないとダメですよね。
ACの本を読むと「自分も虐待してしまうのでは?と恐れる人は、実際はそれを避ける行動を選べる」と書いてます。
- 菊池
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そう、だからそんなに恐れることはないですよね。
- アル
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医者の彼女もそうだけど、みんな「親が自分にしたひどいことは絶対したくない」「自分が親にしてもらいたかったことをしてる」と言いますね。毒親を反面教師にしてる子が多いです。
- 菊池
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子どもを欲しい人が、必要以上に「虐待の連鎖」に怯えないでほしいなと思います。
- アル
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たまにムキーッとなって雷を落とすのは、子育てしてれば誰でもあるでしょ。それと虐待は全然別ですよね。私も猫たちに「ケンカするんやったら離れときなさい!」とか怒るし(笑)
- 菊池
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猫育ても同じ(笑)
- アル
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まあ子育ての方が断然大変なので、吐き出せる場があるのが大事ですよね。
- 菊池
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アルテイシアさんがよくJJ(熟女)会のことを書いてるけど、女同士は集まっておしゃべりして、鬱憤を晴らしたりできますよね。
- アル
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全部出し切ってスッキリできる。私は射精大会と呼んでます。
一同:(笑)
- 菊池
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男性はあまりそれをやらないので、ストレスをためがちというか。発散の仕方がお酒や暴力に向かう人を見ると、男性もいっぱいしゃべるようになればいいのにと思って。
- アル
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男性って自分を語る場所が少ないですよね。あと弱いところを見せられない人が多い。
父の自殺のコラムにも書いたけど、元部下の人が「社長は誰よりも強い人でした」と言ってて「父は弱音を吐けなかったんだろうな」と思いました。「男は強くあらねば」というプレッシャーがあったんだろうと。
- 担当ハタノ
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年齢的にも、ジェンダーの抑圧が強い世代かもしれませんね。
- アル
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「男は仕事、女は家事育児」という意識も強かっただろうし。
父は家族に無関心な仕事人間で、商売がうまくいかなくなって絶望したんだと思います。
夫は真逆で「明日にでも会社を辞めて、カッパを探しに行きたい」とかいう人なんで、頼もしい(笑)
- 菊池
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旦那さんは不老不死になりたい人だから(笑)
- アル
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「妻に先立たれて抜け殻になるおじいさんとか、意味がわからない」と言ってます。
一同:(笑)
- アル
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私は死にがちな一族出身なので、そんな夫に惹かれたのかなと。私が先に死んでも楽しく暮らせそうだなって。