生理VS金玉戦争
生理痛やPMSに悩む女子から「生理がなくなって羨ましい、私も子宮をとっちゃいたい」という声も寄せられた。毎月、生理中は起き上がるのもつらいという女子は多い。
古より男女間では「生理VS金玉戦争」が勃発してきた。
女が「生理痛がつらい」と言うと、男が「金玉をぶつける方がつらい」と返すアレだ。
種類は違えどどっちもつらいんだから、ケンカはやめて横になろうぜという話だが、昨今ネット上では「女VS男」の争いが過熱している。
もし目の前に生理痛や金玉痛で倒れている女や男がいたら「大丈夫ですか?」と声をかけて労わるだろう。それが目に見えない「女」「男」になるとののしりあう。やはり主語をBIGにしてろくなことはない。
「女の世界ってドロドロしてるんだろ」と言われると、とっさに「男の世界の方がドロドロしてるだろ、嫉妬とかしごきとか」と返したくなるが、実際は男女関係なくドロドロした「人間」は存在する。
私は女からも男からも意地悪されたことがあるが、それはそいつ個人が意地悪な「人間」だったからだ。
それを「女・男は意地悪だ」と乱暴にまとめると、「森を見て木を見ず」になってしまい、無差別にウンコを投げつけるゴリラになってしまう。私も「無差別ゴリラになっちゃいかんな」とつねに自戒している。
ネット上には、女disを娯楽にする人々がいる。「どれだけ人生に楽しいことがないのか?」と聞きたいが、実際に楽しいことがないのだろう。「仕事も恋愛も絶好調!友達や恋人に恵まれて充実してます」みたいな人は、多分そんなことやってるヒマはない。
ヒマつぶしに女disする人々に付き合って、心が削られるのは損じゃないか。そういう連中を野放しにするのもムカつくが、相手ははなから反論に耳を貸す気なんてない。それで自分の元気や生きる喜びを削がれて、「女に生まれるって損だな」と思わされる方が損だし、相手の思うつぼだ。
最近「女だけの街があればいいのにな~」というツイートに「男性差別だ!」と怒り狂うクソリプが殺到していた。そんな連中がいるから女だけの街があればいいのにと夢見るわけだが、もしそいつらが学校や職場にいたら「避ける」の一択だろう。クソを全身で受け止めてやるぜ!とは思わないだろう。
私の親しい男性たちの中に、女disをするような人はいない。意見や意識の違いがあっても、話し合えば分かり合える。なぜなら、そういう人としか付き合わないからだ。
人は自分で付き合う相手を選べる。リアルで会ったら「こいつヤバい奴だな、関わるのはよそう」と避けるような人間を、ネットでいちいち相手してやる必要はないんじゃないか。そんなヒマがあったら、私は気の合う人たちと楽しい時間を過ごしたい。