40代になってからパートナーとの性的なコミュニケーションが減ったな、セックスレスに陥っているなと感じてこの記事をご覧になっていると思いますが、直面しているのは決してあなただけではありません。
40代は、家庭や仕事での責任が増える時期です。子育てや介護、キャリアのプレッシャーなどに追われ、自分やパートナーとの時間が取れなくなることがあります。これが、相手との親密さやコミュニケーション不足を引き起こし、容易にセックスレスにつながってしまうのです。
本記事ではセックスレスの心理的、身体的要因に焦点を当て、パートナーとのコミュニケーション不足やホルモンバランスの変化、ストレスがセックスレスに与える影響を説明します。
また、セックスレスを解消するためのコミュニケーション方法やセルフケア、カウンセリングの活用法も、パートナーとの親密さを取り戻す改善策まで解説しますので、セックスレスにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
セックスレスが関係に与える影響とは?
そもそもセックスレスとは、恋人同士または夫婦間で、病気などの特別な理由がなく1ヶ月以上性交渉やセクシャルコンタクトがない状態のことを指す言葉です。
セックスだけではなくキスや裸でのスキンシップも含まれるため、1ヶ月以上パートナーと性的な触れ合いがない場合もセックスレスに該当します。
セックスレスが続くと、性的に満たされないことで相手に不満を抱いたり、相手から拒絶された寂しさから自己肯定感が低下したりと、関係性や心の健康の悪化につながることも多いでしょう。
そのためパートナーとの間の親密さが薄れ、心の距離が広がって関係が冷え切ってしまうこともあります。
セックスレスを解消するための実践的な方法:関係を改善するヒント
ここからはセックスレスを改善するための実践的な方法をご紹介します。
セックスレスの主な原因:心理的、身体的要因を探る
セックスレスを解消するには、なぜセックスレスに至ったのかという原因を探る必要があります。
セックスレスの主な原因は、心理的要因と身体的要因の2つに分かれます。
心理的要因として考えられるのは、仕事や家庭のストレス、プレッシャーによる性欲の低下です。また多忙で時間的な余裕がなく、リラックスしてセックスに望めないという要因もあるでしょう。
身体的な要因としては、ホルモンバランスの変化によって膣の潤いが低下し、性交痛や陰部のかゆみなどの不快感を覚えるようになったという要因が考えられます。
ストレスや疲労がセックスレスを引き起こす要因とは?
仕事やプライベートが多忙でストレスや疲労が蓄積していると、男女ともに性欲が低下してセックスレスに陥るケースが多くみられます。
またストレスや疲労からメンタルヘルスに不調をきたし、心の病気になって性欲が減退する人もいるでしょう。
ストレスや疲労は様々なものに対する意欲を低下させます。そのためパートナーにセックスに誘われても「疲れているから」と断ることになり、それが続くことでパートナーとの間にすれ違いが生じ、セックスレスを引き起こします。
まずは十分な休養をとって心身の健康を取り戻すことが、セックスレス解消につながるでしょう。
ホルモンバランスの変化がセックスレスに与える影響
女性は更年期に近づくにつれて女性ホルモンの分泌が低下し、身体に様々な変化が起こるようになります。
女性器周辺では膣の粘膜が薄くなったり、潤いがなくなって摩擦に弱くなったりして、セックスの際に痛みを感じるようになる人も多いでしょう。
セックスの際に痛みを感じると、「痛いからしたくない」とセックスから遠ざかってしまい、セックスレスに繋がります。
またホルモンバランスの変化によるイライラでパートナーに八つ当たりをしてしまい、関係が悪化してセックスレスに陥るケースもあります。
パートナーとのコミュニケーション不足
多忙などの理由によるパートナーとのコミュニケーション不足は、パートナーとの気持ちのすれ違いを生みやすく、セックスレスに繋がりやすいでしょう。
特に付き合いが長かったり、性的なことについて話し合えない関係性だったりする場合、セックスに関する希望を伝え合うというコミュニケーションが不足してしまいます。
コミュニケーションが不足したままではいつまでも自分の望むセックスができず、セックスの満足度が低下します。そして気持ちがセックスから遠ざかってしまい、セックスレスに陥ってしまうのです。
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