離婚のコストは相応だということは理解しておこう
どう取り繕っても、もう夫婦として無理ということであれば、離婚という選択肢はもちろんありえます。
ただ、離婚のコストは相当あるということは認識しておきたいですね。まず、相手を納得させる必要があります。協議離婚ですね。協議が整わないなら、別居を一定期間するなど、夫婦関係が成立していないことを客観的にアピールしていく必要があります。
離婚する前に他の人と付き合っちゃったのがバレたら、有責配偶者扱いで、自分から離婚するのが相当難しくなります。詳しくは、仲の良い弁護士さんにでも聞いてみてください。
どうしても他の人と恋愛をしたいという気持ち自体は否定されないとしても、それをやっちゃったら面倒になることはあるので、比較して総合的に判断する必要があります。分かりやすく言えば、そこまで配偶者が嫌じゃなくて、ちょっとした気の迷い程度で浮気をするなら止めておけということです。
既婚者から相談を受けたときは気をつけて!
本題とちょっと外れますけど、既婚者から「最近、配偶者に魅力を感じないんだ。恋愛したいけど、不倫はできないし……」とお悩み相談されたら、少し構えた方がいいですね。
もちろん友人からの悩みとして話を聞くのは悪くないけれど、中には、あわよくばリスクの少ない、納得ずくの不倫を狙っている既婚者もいないわけではないので。
私が下衆の勘繰りをしているということならいいんですが、配偶者への不満を愚痴って相手が同情してきたら口説きにかかるという人の存在はちらほら聞きます。本人は当初はそのつもりじゃなくても、親身に話を聞いてもらっているうちに、つい魔が差すということもありえます。
相談を受ける立場になったら、誤解を受けない・与えないよう、寄り添いながらもある程度距離は取りたいところですね。
Text by斗比主閲子
初出:2018.05.10
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