媚びのテクニックが知りたい!「今までで一番うまくいった媚び」

今までで一番うまくいった媚び

AMは2月14日に9周年を迎えました! それを記念して、「恋愛ベストナイン」をお届けします。9人の有識者に明日から使える恋愛ハウツーを教えていただく企画です。

第3回目は「今までで一番うまくいった媚び」。上手な媚びによって恋愛や仕事がうまくいくことがあります。そんな媚びのテクニックとは? 今回は間違えて10人の有識者に聞いてしまいました。豪華です。

第1回:「新しい生活様式でぶっちぎりでモテる方法」
第2回:「相手から一番モテるLINE」

雨あがりの少女さんの回答

「媚び」って、お世辞を言ったり笑ってごまかしたりと、自分の本音を隠すイメージがありますが、私はそういうのはあまり得意ではなくて。ちょっとでも「すごい」と思ったらすぐに褒めるようにはしていますが、思ってないことは言えないですね。

最近思ったのは、目上の男性を「叱る」というのも一種の「媚び」になりうるということ。会社の上司に「○○さんはこういう性格で、だからついこう言っちゃうんですよね?!ほんと、いつもそう!」とか軽く叱る(?)と、相手は怒るどころか、「そうなんだよなぁ、ごめんなぁ」なんて、ニヤニヤしてうれしそうだったりします。ポイントはその人の性格や背景を理解して的確に言ってあげることなのかな。

そういえば昔、顔が好みの先輩に飲み屋でちょっとしたクズエピソードを披露され、別にたいしたことない話だったのですが、彼が「こんなオレを叱ってくれ」と言うので「ほんと、ダメな男ですね!!」と言ってあげたら、なぜか良い感じになり、「結婚してくれ」と言われました……(結局セックスだけしました)。これは、そういう性癖の人だったのかも。

Text/雨上がりの少女

大泉りかさんの回答

馬鹿正直に書くと作家生命が断たれることになりそうなので、一部伏字でご紹介したいと思います。

・合コン相手の男性たちに、そのまま二次会と称して海辺に連れて行かれた。気に入らないと複数人に××される雰囲気だったので、そのグループの中で一番立場が上っぽい男性に媚びて素早くツーショットになり、そのひとりだけとカーセックスすることでコトが済んだ。

・女友達が共有パパ(陰語)の##から〇〇を抜いたのがバレて、「お前もか!」と詰められた時に「違うよ! わたしがそんなことすると思ってるの?」と全力で媚びおもねった。もちろんわたしもしばしば、抜いてました。

・某雑誌の企画で奈良に鹿を$$しに行ったときに、%%に捕まってしぼられた際、「わたしはただ、同行している男性のことが好きで、旅行に誘われたからついてきただけなんですっ! これ、取材だったんですか?! しかも鹿を$$す!? 最低じゃないですか、それ!」と%%に媚びて泣きまねで切り抜けた。

媚びを使わなければ、埋められていたり売られていたり前科者になっていたかもしれないわけで、媚びというものは、上手に使えば命をも救う……願わくばもうこんな、媚びの使い方をしないで生きていけますように!

Text/大泉りか

妹尾ユウカさんの回答

友人の父が中華料理人をしており、先日、ご自宅へ伺った際に手料理を振舞っていただいたのですが、その際に友人の父へ「あなたが私のお父さんじゃなくてよかったです。こんなにおいしい料理を毎日作ってくださる方がお父さんだったら、私は今頃きっとまんまるに太ってました」と言ったらお父さんが満面の笑みでビールをじゃんじゃか注いできました。お母さんは「うれしいわ〜! いや〜! うれしいわ〜!」と言って酸辣湯麺を食べていました。ちなみにちゃんとまんまるに太っていました。帰りにはお父さんからお年玉とお手製肉まんをもらいました。

本当に美味しい食事だったので、故意に媚びたわけではないのですが、相手が「え?」と感じるようなマイナスの言葉を言った直後にグンと褒めるのはもしかしたら効果的なのかもしれません。

Text/妹尾ユウカ

チェコ好き(和田真里奈)さんの回答

このお題の回答者に選ばれておいてアレだが、恋愛でも仕事でも、私はあまり他人に媚びるタイプではない。しかしこれは何も「他人に媚びない気高いワタシ!」みたいなことを主張したいわけではなく、「媚び」についてはガチの自説があるのだ。

まず「媚びる」というと、どうしてもその相手として、上司とか取引先とか年上の男性とかをイメージすることが多いだろう。しかし私に言わせてもらえば、自分より「上」の相手に媚びるのは若干筋が悪い。なぜなら、目上の相手に媚びて自分だけこっそり優遇してもらおうなどと考えると、必ずどこかで嫉妬されて最終的には引きずり下ろされるからである。では、誰に媚びるのか。私がなんとな〜く実践しているのは、「上」ではなくて、「年下」「同年代」「自分と同じ立場の人」に愛想よくしておくことだ。「上」に媚びると嫉妬されて結局上手くいかないが、年下とか同年代に媚びておくと、いざというとき味方になってくれるし応援してくれるし心強いしで、実はいいこと尽くし。その気になればクーデターだって起こせるぞ!

この処世術が奏功しているのかただ運がいいだけなのかわからないが(たぶん後者)、コミュニケーションがド下手くそなわりにはあまり対人関係のトラブルを起こさない私である。でも、恋愛のチャンスは減るかも?

Text/チェコ好き(和田真里奈)

長井短さんの回答

人は進化を望むから、媚テクの成長も止まらない。しかし! 私はここであえて言いたい! 基本こそ至高ではないかと!!

そもそもなんで媚びるかって相手に好かれたいからで、好かれるには相手をよく知る必要がある。私はここに重きをおきたい。あなたの誕生日を知っていること、あなたの最近の仕事をチェックしていること、あなたが最近ハマっているゲームは何か。全て、SNSをチェックすれば簡単に出てくることだ。簡単だけど、時間がかかること。

「私はあなたに時間を使いました」私、これにめっぽう弱いんです。

一人で家にいる時に、明日会う私のために時間を割いてくれた。知らなくてもいいはずの私の趣味を知っておいてくれた。え、興味があるってこと? てか好きなの?! 流石に私はチョロすぎだが、人の心を動かすのは、凄いテクニックとかじゃなくて時間だと思う。

実際、初めて会った人に「あれを見ました」とか「これが好きなんですよね?」と言って怒られたことはない。みんな少し驚いたようにはにかんで、ありがとうと言ってくれる。おまけにこっちは準備してるわけだから会話も弾む。地味だけど絶対効果のあることだから、自分を磨く時間を少し、相手のために使ってみては?

Text/長井短