寂しさを破裂させる赤ちゃんのかわいさ
と、無理矢理斜に構えて羨ましさを押しつぶしつつ、代々木公園内を観察していた私でしたが、そんな不安定な心の隙に入り込み、プシューと破裂させたのが…赤ちゃんのかわいさです。
本当に、なんなんでしょう? あの、赤ちゃんという生き物は…。
思わず「小さすぎでしょ!」「なんなのマジ?」「意味わかんない!」と怒り口調でつぶやいてしまいましたが、要するに超可愛いくてどうしようかと思いました。
そして「かわいい」と口にした瞬間、ギリギリなんとか保っていた自我が決壊し、何もかも間違っているのは私だという、潜在的に蓋をしていた事実が露呈して…。
「男と恋がしたい」
「男が欲しい」
「男と芝生で寝たい」
「男と芝生で前戯したい」
「男と結婚したい」
「男のちんこが見たい」
と、滝のような欲望が溢れ出てきて溺死しそうになりました。
無理矢理心の角を削られてしまったというか、背骨を抜かれたというか…とにかく赤ちゃんはマジで可愛いです。気をつけて下さい。
私たちブスなり独身アラサーなりが生きて行くために必要なプライド・気概みたいなものが一瞬で萌え溶かされます。
決して目を合わせないようにしましょう。万が一、目が合ってしまった時は走って下さい。逃げてください。奴らはまだ走る事が出来ません。
イケてる空気が吸える学生サークルに
出会い目的のドッグランと、みどころはたくさん
とはいえ、公園にはカップル以外の人もたくさんいました。
例えば、どこかの大学サークルと思しき集団。男女混合で、40人単位でサッカーをして(ゴールも無いくせに)いたのですが、学生時代はまぶしくて接触できなかった彼らを、こんな至近距離で拝めるなんて…とそれだけで感無量でした。さりげなく輪に混じってほくそ笑んだりしてね。
これは私だけでなく、パッとしなかった学生時代を悔いている皆さんにもオススメの愚行です。奴らの、表層上の良い所だけ吸うことができます。