男の言い分コラム・勝手にタレント名鑑

第9回: 夏目三久はお茶の間をみっくみくにできるのか?

男性目線の本音と直観で、女性タレントをバッサリ斬る!? 芸能人から勝手に女性の生きざまを学ぶための、超論理的妄想コラム。

夏目三久と初音ミクの意外な共通点とは

By chadawg24
©By chadawg24

 夏目三久と、初音ミク。
前者は日テレからフリーへ転身し、『マツコ&有吉の怒り新党』で再びブレイクしている女子アナ。
後者はネットで人気の音声合成&DTMソフトの製品名であり、ボーカロイドとして擬人化されたバーチャルアイドルでもあります。

 名前の響きがよく似ている以外、一見何の共通点もないと思われる両者。
ところが、実はその生い立ちに奇妙な偶然の一致が隠れていることをご存じでしょうか

 夏目三久は、2007年7月30日、『あすの天気』でアナウンサーとしてデビューします。
初音ミクの初版が発売されたのは、奇しくもそのちょうど1か月後。2007年8月31日のことでした。

 夏目は同年10月、わずか入社半年で、昼の帯番組『おもいッきりイイ!! テレビ』にみのもんたのアシスタントとして大抜擢。
初音もまた、同年9月にオリジナル曲「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」が、一時ニコニコ動画の最多再生回数を記録。彼女を歌い手とする楽曲が、ゲームソフトのイメージソングや、テレビ番組のテーマ曲に起用されるまでになります。

 2008年には、日テレ開局55周年を記念して結成したキャンペーンガールユニット「go!go!ガールズ」の一員に夏目が選ばれます。
その活動の一環として、同年7月に『それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ』で声優デビューを果たすと、それを追いかけるように初音は、すぐれたSF作品に贈られる星雲賞の自由部門を8月に受賞。

 さらに、11月にミクが「現代用語の基礎知識2009」に掲載されると、三久は12月「クリスマスは一緒に」で歌手デビュー。
ミクと三久は、ちょうど同じようなペースで、二人三脚ともいえるブレイクを果たしていくのです。

“女子アナのアイドル化”が生んだルサンチマン

 ところが、2009年7月、夏目三久にとあるスキャンダルが流出します。
週刊誌に、ベッドでスキン(男性用避妊具)を持ってほほえむ写真が公開されてしまったのです。
3か月後、彼女が地上波のほとんどの番組を干されてしまったちょうどその頃、ウェブブラウザのGoogle Chromeでは、奇しくも初音ミクをあしらったスキン(外観表示)が公開されました。

 まさに運命共同体、なんという偶然の一致でしょうか。

 思えばボーカロイド・初音ミクは、制作者の入力した譜面の通りに歌い上げるボーカル音源にしかすぎないソフトに、“バーチャルアイドル”というキャラクターを与えることで大ヒットしました。
女子アナもまた、本来は局の用意した原稿や台本の通りに番組を進行する社員だったはずが、過剰に“アイドル”的な役割を背負わされることで、男性人気を獲得してきた存在です。

 しかし、彼女たちはアナウンサロイドではなく、生身の人間です。
アイドル化戦略は、同時に女性からの反感を買うという諸刃の剣でもありました。

 “美人女優”や“美人タレント”は同性からも憧れの的になるのに、“美人女子アナ”だけが同性から異常に敵視され、冷ややかな目で見られます。
それは、彼女たちが本来アナウンサーの職能には関係ないはずの“オンナであること”を売りにしてのし上がってきた=「うまいことやりやがって」という無意識のルサンチマンが働いているからです。