湘南で子育てをするシングルマザー、藤本真由美さん(後編)

女の幸せ 女の生き方 湘南 シングルマザー

 また自分の人生の中で、写真家さんのモデルをしていることも日々のエッセンスになっています。29歳のときにある写真集に感銘をうけました。すぐにその写真家のSさんに作品にかかわりたいと手紙を送ると、Sさんから返事が返ってきて作品モデルとなることが実現しました。
そして、思ってもみなかったことに、初めての撮影の後、「真由美さんを一人の女性として撮り続けたいと思っている」とおしゃってくれ、それ以来、定期的に作品に参加させてもらっています。息子を身ごもったマタニティのときも、生まれたばかりの息子と一緒に…など。息子には「“東京のおじいちゃん”だよ」と紹介するほど、仲良くさせてもらっています。作品はヌードのこともありますが、Sさんのことを信頼しているし、世界観をつくっていく上で必要なので抵抗はありません。これがSさんでなかったらきっと無理だと思います。
Sさんが今までの写真人生をすべてぶつけてくれていることが伝わるからこそ、自分のすべてをさらけだせます。こうして、一人の写真家さんの作品に長く関わっていると、女としての生き方にについて考えさせられます。そして、人生のなかで岐路に立たされると、その度により良く生きられる方を選択しようと思えるのもSさんのおかげです。どんなにヨボヨボのおばあちゃんになっても、気品のある生き方をしたいと思っています。

息子はまるでミニ彼氏。恋人との同棲のような息子との暮らし

女の幸せ 女の生き方 湘南 シングルマザー 写真右/モカシンタイプ¥13,000・写真左/スポーティタイプ¥15,000(マイカイ)

 ずっと都内で暮らしてきたけど、結婚とともに湘南に移り住みました。湘南は年齢を聞くと驚くくらい、若々しい人ばかり。それは年をとるのを忘れるくらいゆったりとした時が流れているからなのかなと思っています。都内に出かけても湘南に帰ってきたら、呼び出されることはないし、オンオフの切替えがつけられるのもいいですね。今では潮の香りがすると家に帰ってきたなと感じます。
息子のためにと趣味で始めた靴作りがいつの間にか、仕事となり、現在は手作りのベビーシューズの販売しています。趣味を仕事にすると嫌いになってしまう人もいるようですが、私は今でも靴を作ることが好きなまま。没頭して靴をつくっている時間を楽しんでいます。
こうして湘南に住み、毎日息子の成長を発見していく日々は何ものにも変えがたいです。 きっと仕事や生活、子育てに追われてしまう人は多いと思うけど、それだけじゃなくてもっと貪欲に、あれもしたい! これもしたい!という風に生きていきたいと思っています。

  「息子ちゃんが与えてくれた第二の人生を、リニューアルされた私で自分らしく楽しむぞ! 世界一幸せなシングルマザーライフ、最高~!」と最後まで満面の笑顔で取材に応えてくださいました。

■ショップデータ
Maikai(マイカイ)

一足一足全て手作りのベビーシューズを展開している。組み合わせの革は、さまざまな種類から好きな革が選べるとおしゃれなママたちから大人気。注文状況や時期によって商品をお渡しできる日数が多少前後するが、1ヶ月~2ヶ月以内ではお渡しできるそう。商品引渡しは、全て代引き。
11月以降にホームページがオープンするので乞うご期待! ホームページがオープンするまでのご注文、お問い合わせはmaikaibaby@gmail.com まで。

Text/AM編集部