整形をして感じること

月に一度、朝目覚めた瞬間に美容整形外科の料金表と睨めっこをしていた。整形垢と呼ばれる人たちのTwitterを「すごい……すごい……」と眺めたりしていた。そして少し経って、そこまで気にする必要ないんじゃないかと考え直そうとして鏡と睨めっこ。
しかし、それとももうオサラバというわけだ。毎日の小さなストレスがなくなるっていうのは、なかなか快適である。

それ以外で大きく実感できたのは、整形が他人事ではなくなったという点だ。多分、大体の人は整形には良いイメージがなくて、どちらかといえば「しなくていいならしないほうがいい」と横から口を出すもののように感じる。
私も以前は整形に関する記事を書いたことがあるだけに、他人事だったから書けたことと経験者になったから書けることというのはまるで違うと思う。(当たり前か)

もちろん良いことばかりではない。後悔はしないものの、やっぱり若干の後ろめたさというか、恥ずかしさはある。馬鹿にされてもしょうがない、と思う。生まれたときから二重で顔も綺麗な天然モノを目の前にするとそれが発揮される。自分を偽物だと実感するのだ。やっぱり本物には敵わない……圧倒的敗北感!

でもやると決めたのも金を払ったのも自分。ほぼほぼ自己責任の世界でもある。ちなみに私が今回払った額はおよそ20万。そう、後悔なんかしてられない額なのだ!
こんな感じなので、整形というのは多少の、いやかなりのメンタルを必要とされる気がする。そういう意味では、20万という額は自分を戒めるのにちょうどよかった。(ちなみに埋没整形の相場は10~20万と言っている医者がYouTubeにいました)

30歳、人生の本番に入るまで

いまだに「なんで突然したんだろう」と疑問は残っているものの、20代のうちにやれることはやっておきたかったのかもしれない。というのも、最近私の中でお気に入りの言葉がある。

20代は練習、30代からが本番!

これは石田ゆり子嬢が昔出したエッセイ『セ・ジョリ ここちいい毎日』に書かれていたもの。
最近彼女の追っかけになっているので書いていて恥ずかしいのだけど、、彼女は本の中で「私の二十代を振り返ってみても、何もかも初めてのことだらけで、すべては練習、訓練、だったように思います。初めてのことだらけなのですから、躓くことのほうが多かった」と語っている。
一応、この文はファッションに関する項目での語りではあるけれど、自分より長く生きている女性が歳を重ねることにポジティブに捉えている様子を見られるだけで、なんとなく勇気を与えられる。

そんなわけで、30歳。私の人生がいよいよ本番に入るまで、残すところたったの3年しかないのだ。
最近は自分にそう言い聞かせているのもあって、無意識に「30歳になるまでにやっておきたいことリスト」が頭の中にできていたのかもしれない。未来の自分がおばさんになっても綺麗でいてくれますように、今より楽しく生きられますように……みたいな。

「30歳になるまでにやっておきたいことリスト」

なんだか響きがいい。もともと加齢をネガティブに思ったことは少なかったものの、やっぱりアラサーになる前と後では気持ちの余裕がまるで違う。というわけで、やっておきたいことリスト、次回もそれでやります。

Text/oyumi

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