「ネットの情報」と「真実」は別物

これらをよく理解した上で、それでもあなたがパパ活を必要とするならば足を踏み込んだらいいと思います。自分のカラダや若く短い時間をかける対価として、ただの学生や普通のバイトをしていたらありつけない旅行やお金を手に入れることも人によっては悪くないのかもしれません。私の知人にも「減るもんじゃないから」という理由でパパ活をしている子がチラホラいます。
本人が楽しいのなら良いけれど、私はカラダの関係の有無を抜きに、今の若く短い時間を「お金のために、ラクをするために」といった理由だけで人に売ってしまうのは、気持ちがすり減ってしまいかねない行為だと考えています。

なんだかお説教じみてしまいましたが、今回私が一番伝えたかったことは、「ネットのまやかしに騙されないでね」ということです。簡単に色々な情報を入手できるようになり、ウソを真実かのように見せることも、無いものをあるように見せることも、容易くできる時代になりました。
情報とは誰かの都合の良いように発信され、またそれが各々にとって都合の良い解釈をされ、発信され、形変わって広まるものです。だから、情報を得ることと真実に触れることは全くの別物だということを私たちは改めて認識していくべきだと、長年、ネット民たちとバトルを繰り広げてきたオバサンは思っています。

Text/妹尾ユウカ

初出:2020.06.24