ナオミ・ワッツが熱演!元英国プリンセスだって恋焦がれ愛に溺れてしまうもの『ダイアナ』

 誰だって恋は楽しい、苦しい、楽しい、苦しい。この連続。
誰も悪くないのにバッドエンディングに向かうことがある。恋は楽しいことだけじゃない。一日ごとに更新されていく慌しい感情に誰もが苛まれていると思います。それは、例えばプリンセスだって同じことでしょう。

 メールの返事に一喜一憂する。LINEの「既読」に悶々とする。だったら電話しちゃえ!と思って電話したら出てくれなくて、もう号泣?
多くの人々に愛されたダイアナは生前、誰を愛していたのでしょうか。その真相は、この映画を観ると分かります。

映画『ダイアナ』 2013 Caught in Flight Films Limited. All Rights Reserved

 プリンセス・ダイアナを演じるというプレッシャーを見事跳ね除け、その美貌と気品溢れる仕草を再現したのはナオミ・ワッツ。
監督は、『ヒトラー~最期の12日間~』のオリバー・ヒルシュビーゲル。ヒトラーの次はダイアナという実在モデルの性質がまるで真逆ですが、そこはやはりヒトラーとは真逆のロマンチックな情景が描かれています。

ストーリー

 チャールズ皇太子の不倫に心を痛め、二人の王子とも離れてしまったダイアナ(ナオミ・ワッツ)。寂しい毎日を送っていた彼女の前に、心臓外科医のハスナット(ナビーン・アンドリュース)が現れる。誠実に仕事と向き合う彼を尊敬し、ダイアナはたちまち恋に落ちる。
やがてダイアナは「人々の心の王妃になりたい」とインタビュー番組で語り、チャールズと離婚。そして地雷廃絶運動などの人道支援活動で世界中を飛び回り、人々の心を癒していく。だが、度重なるパパラッチの過熱報道。ゴシップ紙でハスナットとの愛が書きたてられ、その恋愛は彼の一族からも反対される。
そんな中、突然の悲劇がダイアナを襲う――。