ニューヨークに住むエリートながらセックス依存症に陥る兄と、人とのつながりを強く求める妹――その過激なテーマと映像から、
映画倫理委員会(映倫)からは「多数の修正を入れないと『R18+』のレイティングさえ付けられない」とされた超問題作が3月10日(土)に封切られます。
ただ、この映画は過激さだけを求めた作品ではありません。
ブランドン(マイケル・ファスベンダー)は、上司にも期待されている有能なサラリーマン。
しかし、彼は仕事以外の時間はすべて“セックス”に捧げていた。
アダルトサイトを徘徊し、プロの女性、素人の女性とところかまわず行きずりのセックスを重ねるという完全なるセックス依存症患者だった。
そんな彼の元に転がり込んできたのが、恋人に捨てられた妹シシー(キャリー・マリガン)。
人とのつながりを望まないブランドンと違って、彼女は他人の愛を求め、激情的に行動する人物だった。
ブランドンは渋々同居を認め、大喜びするシシーだったが…。
兄がセックス依存症に陥った理由は一体何だったのか。
妹がそこまで他者との心のつながりを求めるのはなぜなのか。
多くは語られないストーリーが進む中で、あなたはきっとふたりの哀しみの感情を垣間みるでしょう。
通常とは少し違う、けれど自分に関係ないとは決して言い切れない、ふたりの愛の形を感じてみてください。
2012年3月10日(土)シネクイント、シネマスクエアとうきゅう他にて全国順次ロードショー
監督:スティーヴ・マックィーン
脚本:スティーヴ・マックィーン、アビ・モーガン
キャスト:マイケル・ファスベンダー、キャリー・マリガン、ジェームズ・バッジ・デール、ルーシー・ウォルターズ、ニコル・ベーハリー
提供・配給:ギャガ
原題:Shame/2011年/イギリス映画/101分/R18+
web:https://shame.gaga.ne.jp/
Text/AM編集部