フランスの世界中を震撼させるホラー映画です。監督はジュリアン・モーリーとアレクサンドル・バスティロ。このタッグはデビュー作『屋敷女』を大ヒットさせ、世界中のフレンチ・ホラー・ブームのきっかけを作りました。本作はこれまでのバイオレンスな路線とは違い、幻想的なホラーにチャレンジしています。
ダンサーであるマリー=クロード・ピエトラガラを筆頭に、カトリーヌ・ジャコブなどの実力派女優陣からフランスが注目する若手女優クロエ・クールーまで、魅力的なキャストが集結しています。
訪問介護ヘルパーのリュシー(クロエ・クールー)は、寝たきりの資産家老婦人ジェセル(マリ=クロード・ピエトラガラ)の邸宅に辿り着く。ジュセルはかつて厳格なバレエ教師として有名で、リュシーはその邸宅に秘密の財宝が隠されていることを知る。
ボーイフレンドのウィル(フェリックス・モアティ)と悪友ベン(ジェレミー・カポーヌ)と共に、リュシーは夜中にジェセルの屋敷に忍び込む。しかし、そこではジェセルの死んだはずの娘・アナ(クロエ・マルク)がバレエ衣装に身を包んだ姿で現れ、想像を絶する惨劇が始まろうとしていた――。
フランスのホラー映画は単に怖いだけでなく、見たことのない映像美と斬新なイマジネーションが画面いっぱいに広がり、ちょっぴりエレガントでもあります。
また、女の世界を舞台にした本作は女性が持つ強さや、恐ろしさが十分詰まっています。まだまだ暑いこの夏、最高級の涼みを体験できるはず。頼れるパートナーと一緒に、この“禁断の扉“を開いてみましょう。
9月8日(土)よりシアターN渋谷にてロードショー
監督・脚本:ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ
キャスト:クロエ・クールー、カトリーヌ・ジャコブ、マリー=クロード・ピエトラガラ、クロエ・マルク、フェリックス・モアティ
配給:キングレコード
原題:Livide/2011年/フランス映画/116分
URL:映画『リヴィッド』公式サイト
Text/Michihiro Takeuchi