幸せのためならどんな手を使ってでも!『バッド・ティーチャー』

 勉強教える気ゼロ。だけど恋愛に関しては100点満点。そんな悪い先生=バッド・ティーチャーの恋愛授業を受けてみませんか?
ハリウッドのみならず全世界で女性から支持されるラブコメクイーン、キャメロン・ディアスが主人公を熱演。
ブッ飛んだキャラクターでありながらも、どこか共感できる乙女な部分も垣間見せます。
そして、イケメンだけどちょっぴりズレてる玉の輿の男を演じるのは『ソーシャル・ネットワーク』で一躍脚光を浴びたジャスティン・ティンバーレイク。
なんとプライベートではキャメロンの元カレ。2007年に破局するまで4年間も交際していた元恋人同士の共演作なのです。

授業はビデオ鑑賞のみでやる気まったくナシ。そんな常識はずれの教師エリザベス(キャメロン・ディアス)の目的はただひとつ、仕事を辞めて玉の輿に乗ること。
ある日、そんな彼女の目の前に理想の男が現れる。垢抜けないけど、イケメンの代理教師スコット(ジャスティン・ティンバーレイク)だ。彼が時計メーカーの御曹司と知るとエリザベスの暴走が始まった!
玉の輿に乗りたい彼女がまず選んだ手段は、なんと「豊胸手術」。
手術代の捻出に苦労するエリザベスだったが、なんとテストでハイスコアを獲得したクラスの教師はボーナスが与えられるという情報が。エリザベスは、急に目の色を変えて熱血教師に変貌するのだった。ところが、犬猿の仲の同僚が恋敵となり、スコットを巡る熱き恋愛バトルが開始される。
果たして、エリザベスの恋の行方は――?

非常識極まりないけど憎めない。むしろ、幸せを手に入れるためにはキレイごとなんていらない! と言わんばかりのエリザベスの潔さに、ぜひ注目してみてください。
ここまで正直に生きられれば愚痴を言う暇すらないでしょう…。
また、もうひとつのみどころは彼女のファッション。スレンダーなボディで、次々とスタイリッシュなファッションアイテムを身につけていく様には、きっとあなたのオシャレ心も刺激されるはず。

 観終わった後には、エリザベスのように気になる彼に猛烈アタックしたくなるかも!? 色々な意味で気分が上がること間違いなしの作品です。

5月19日(土)より渋谷HUMAXシネマほか全国ロードショー

監督:ジェイク・カスダン
キャスト:キャメロン・ディアス、ジャスティン・ティンバーレイク、ジェイソン・シーゲル、ルーシー・パンチ、ジョン・マイケル・ヒギンズ、フィリス・スミス
原題:Bad Teacher/2011年/アメリカ映画/92分
配給:日活

Text/Michihiro Takeuchi