善意で人の悩みを聞ける人は少数

このように、悩みを聞くフリをテクニックとして身に着けている男性には注意が必要です。彼らは「女にしゃべらせればこっちのもの」と思っているのです。

「そんなのどう見たって下心ありありに見えるじゃん(笑)」と思う方もいるかもしれませんが、病んでいたり、悩んでいるときって、藁にもすがりたい気持ちになってしまうんですよね。
実は筆者も聞き上手の男性に引っかかったことがあります。当時は「この人は私のことを考えてくれてるんだ!」なんて本気で思っていたんですが、後々ホテルに誘われたので、「ああ、そういうことだったんだ……」と目が覚めました。

そもそも、他人の悩みを聞くのって結構エネルギーがいるんですよね。情に厚い人ほど、他人の悩みの重さに耐えられなくなります。占い師やカウンセラーも、ビジネスの側面があるからこそ、数多くの悩み相談に耐えらえるのです。
善意のみで人の悩みを聞ける人は少数です。「大丈夫? よかったら話聞くよ?」なんて簡単に言える人は薄情だったり、何らかのメリットを求めているケースがあるということは覚えておいたほうが良いでしょう。

ただ共感してもらいたいだけなら、女子会で愚痴ったほうが良いです。悩みの内容が深刻な場合は、臨床心理士の資格を持つプロのカウンセラーさんに頼りましょう。

逆に利用してやる!という気持ちで抱かれるならアリ

聞き上手を装ったヤリチンに心を開いてセックスしてしまうと、最悪、さらに病んでしまい、セフレ沼……ということにもなりかねません。実際、知人でもそういう人はいました。

反対に、彼らとうまく付き合うことも可能です。完全に下心で近づいてくるので、こちらとしては割り切って遊ぶことが可能。
後腐れなくヤリたいと思ったときは、あくまで自己責任の上でアプローチしてみるのもアリかもしれません(そもそも精神が健康な時は、悩みを聞き出そうとするヤリチンとは会話が成立しなくなるのですが……)。

弱みにつけこまれて、不本意なセックスをしないように! 健康的な精神で楽しいセックスを!

Text/りのこ
初出:2019.03.21