ヤリチンはすぐヤれる女子を軽蔑している
しかし百戦錬磨のヤリチンである洋次くん、なかなか食い下がりません。
- 洋次くん
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お願い! 先っちょだけでもいいから!
- 凛乃子
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え~~! どうしよう? やっぱダメ!
内心「どのタイミングでOK出そうかな……」と考えてはいたんですが、そんな中、洋次くんはこんな話をはじめました。
- 洋次くん
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俺の女友達は結構やってくれる子多いんだけどな~
- 凛乃子
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なんでみんなOKしてくれるんだ(笑)。
- 洋次くん
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バカだからじゃない?
- 凛乃子
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(えっ、バカって……)
その後、自分にはどんなセフレがいて、どんなプレイをしているのかベラベラ話はじめます。「ハワイ旅行に行ったときに人妻に逆ナンされて~、そこから何年もセフレ関係が続いてるんだよね~。こないだ会ったときは俺が先にイっちゃってさぁ~、悔しいから高速手マンして潮吹かせた(笑)。俺、Sだからさ、いじめるの好きなんだよね。てか旦那がいるのにセフレ作るとか女って怖(笑)。」
洋次くんは、どうやらセックスした女性のことを軽蔑しているようでした。
ここでヤったら、私も軽蔑されるだけじゃないか! しかもガシマンの自称Sとか地雷臭ハンパないって!
そんなことを考えていたら、洋次くんに対する性的好奇心もしゅーっとおさまってしまったのです。いや、車に乗ってる時点でバカ女なんですけどね。でも、セックスした相手に軽蔑されるというのがたまらなく嫌だったのです。
ヤリチンとヤらないメリット
洋次くん含め、ヤリチンの中には、簡単に自分とヤれる女性を軽蔑しているタイプがいます。どんなに相手がかっこいい人でも、その人から軽蔑の眼差しを向けられながらセックスをするのは嫌ですよね(軽蔑の眼差しを向けられたい性癖の人もいるかもしれませんが……)。だから、あのときヤラなくて本当によかったと思っています。
ヤリチンとのセックスチャンスが訪れた際は、その男性が自分を軽蔑しているのか、敬意を持って接くれているかどうかを見極めた方が良いと思います。
そもそもヤリチンはコミュ力が高く話が面白い人が多いので、普通の友達として接しているだけでも楽しい時間を提供してくれます。経験が多い分、恋愛における失敗談を語ってくれたり、モテるコツについて教えてくれることも。
ヤリチンと仲良くなる機会ができた際は、ヤってセフレになるより、ノーセックスの普通の友達でいたほうがコミュニケーションを楽しめるんじゃないかと思います。
いろいろ見極めた上で、「やっぱりこの人とヤりたい!」と思ったのであれば、試食のつもりでベッドインしてみても良いと思います。
その際は、くれぐれも相手のペースに飲まれすぎないように気をつけてくださいね。
Text/りのこ
記事初出:2019.02.07
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