ダメ男ほどハマってしまうのはなぜ?つらい恋に陥ったときの対処法

古今東西の女性を悩ます「ダメ男問題」。借金、DV、浮気性、セカンド扱いなど、周りから「あんな男やめなよ」と言われても、なかなか別れられないという人は多いですよね。

なぜ多くの女性がダメ男にハマり、離れられなくなるループに陥ってしまうのか。その理由と、万が一ダメ男にハマってしまった時はどうすればいいかについて解説していきます。

うまくいかない恋愛に多い「複雑な思考」

ダメ男に振り回されて病み、泣く女性の画像 Pixabay

そもそも、うまくいっている恋愛は、パートナーに対する思考がシンプルかつ幸福な内容になります。

幸福な思考とは、
・おいしいものを食べたら「あの人にも食べさせたいな」
・美しい景色を見たら「あの人にも見せたいな」
といった感じで思い出すアレです。

連絡頻度の相性が合う相手なら、LINEの返信についても悩むことはありません。
日頃から愛情を感じることができていたら「今頃、浮気しているんじゃないか?」なんて疑うこともありません。

うまくいっている恋愛ほど、「あの人のことで頭がいっぱい!」という状態にはならないんですよね。

彼のことを時々思い出すけど、自分の時間も楽しめるのがうまくいく恋愛の特徴だと思います。

逆にうまくいかない恋愛は、パートナーに対する思考がだいぶ複雑なものになっています。

・LINEで既読スルーをされたら「私のこと嫌いになっちゃったのかな」
・なかなか会えなかったら「他に女がいるのかな」
・好きと言ってくれなかったら「なんで愛してくれないんだろう」
・不満を伝えたときにムッとされたら「私が我慢すれば済むのかな」
・新しい髪型を褒めてくれなかったら「私は彼の好みじゃないのかな」
・痩せたことに気付いてくれなかったら「やっぱりまだデブなのかな」
・目の前で誰かとLINEをしていたら「もしかして元カノ!?」
・誕生日を忘れられたら「やっぱり愛されていないんだ……」
・唐突にキスしてくれたら「やっぱり私のこと好きなの?どうなの?」

うまくいかない相手に対しては、喜び、怒り、嫉妬、悲しみ、憎悪……、頭の中でいろんな感情がゴチャゴチャに積み重なり、多くの時間を費やしてしまいます。

彼のことをたくさん考えてしまうのは「愛しているから」ではなく、単純に「辛いことがたくさんあるから」ではないでしょうか。

その思考は、愛ではなく執着です。

ダメ男にハマりがちな女性は、自身の「思考の内容」を振り返って、「本当に自分が抱えている思いは、彼に対する愛なのか」について分析してみてはいかがでしょうか。

たまに見せる優しさが命の水に思えてしまう

DV男に殴られても離れられない女性、喧嘩ばかりしているのに離婚しない夫婦、夫が不倫を繰り返しても「絶対に別れない!」と意地になる妻も、先ほどのような「複雑な思考を愛と勘違いしてしまう」状態に陥っています。

普段、パートナーに対して「どうして○○してくれないの!?」といった「怒り」を抱えている場合、たまに見せるやさしさが命の水に思えてしまうことも多々あります。

「なんだかんだで愛されているんだな」と、つかの間の甘い時間に安堵して「やっぱりこの人には私が必要なのよ!」と思ってしまう……。

でもな、節子、それおしるこやない。泥水や。

再び、「やっぱりあなたに夢中!」となっても必ず裏切られるのです。

ダメ男中毒になってしまったらどうすればいいのか

自分の感情がジェットコースターのように揺れ動く相手とばかり接していると、「落ち着いた関係」では物足りなくなっていきます。
そうやって、ダメ男に引っかかる女性は何度もダメ男を選択してしまうんですよね。落ち着いた関係になれる相手を自ら避けるように……。

では、ダメ男中毒になってしまった女性はどうしたらいいのでしょうか。
対策は3つあります。

①ダメ男を完全に断ち切る
②ダメ男好きは自分の性癖だと思って開き直る
③自分が精神的にも経済的にも自立して、ダメ男を飼いならす

自分の幸せのために、ダメ男を断ち切ることを決心するのが一番ですが、「そうは言うてもできんのや〜!」という人は、「私の性癖だからしょうがない!」と開き直るか、自分が精神的にも経済的にも自立するしかありません。

実際、自分が自立していればどんな人と付き合ってもいいんですよ。

恋に悩んだら思考と状況を整理しよう

ダメ男な彼氏のことで病んだり、うまくいかない恋に悩んでしまった場合、とりあえずまずは「彼に対する思考」「目の前で起きている事実」を書き出して整理するところからはじめたらいいと思います。

「愛じゃなくて、ただの執着だったかも?」
「私が複雑に考えすぎていただけかも?」
「もしかしたら彼は私と合わないのかも?」
こういった気づきを得るかもしれません。

自分が本当に必要としているものはなんなのか、まずは立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。

Text/凛乃子